3.気分転換のため
猫は基本的に安心できる環境を好みますが、同時に「ほとんど変化がない状態」が長く続くことはあまり好きではありません。視界に入ってくる景色や聞こえる音、人間やほかの動物の動きが少し変わるだけでも、猫にとっては小さな刺激になります。
そのため、寝る場所をたびたび変えることで、猫は周囲の状況から安心感と適度な刺激を受けているのです。たとえば、窓際では外の音や光を感じながら寝られますし、静かな寝室では寝具の快適さを感じることができます。
特に室内飼いの猫は行動範囲が限られている分、ずっと同じ場所で眠るよりも自分で移動して環境に変化を与えることで気分転換をしているのです。
4.縄張り意識を満たすため
猫にとって寝る場所は、休息をする場所としてだけでなく「自分の場所」を確認するための拠点の意味もあります。アチコチいろんな場所で眠ることで、安心できる場所が複数でき、家全体を自分の縄張りにすることができます。いくつも居場所があることは猫の精神的な安定にもつながるので、リラックスして過ごせます。
特に多頭飼いの家庭では、ほかの猫と一定の距離を保つために寝場所を分散させる傾向があります。仲良しの猫同士はくっついて寝ることがありますが、個々にもお気に入りの場所を持つことの方が多いでしょう。
また、来客が多い家庭でも、人の気配や音から離れられる場所を選ぶため、ちょこちょこ寝る場所を変えることがあります。寝る場所を変えるのは、猫が安心できる環境を維持するための工夫でもあるのです。

