頸管無力症の前兆や初期症状について
頸管無力症は、通常、妊娠初期から中期にかけて無症状で進行することが多いため、前兆が分かりにくいことがあります。早期発見のためには、妊娠中は定期的に妊婦健診を受けることが大切です。
患者さんによっては、いくつかの兆候や症状が現れることもあります。代表的な症状としては、下腹部の鈍い痛みや圧迫感です。また、腟からの異常な分泌物(透明な粘液や血液)が出ることがあります。子宮が収縮しているような感覚を覚える患者さんもいます。
その他、安静時でも下腹部に重い感じがする場合や、突然の腰痛、骨盤に圧力を感じるなどの症状も報告されています。こうした症状は頸管無力症によるものか判断は難しいものの、普段とは違う痛みや違和感があった場合は、医師に早めに相談することが重要です。
また、前兆や症状とは異なりますが、過去の流産歴や早産歴、手術歴など、この疾患のリスク要因となりうる条件を持つ場合は、できるだけ早期に医師に伝えておくことも、きわめて重要です。
頸管無力症の検査・診断
頸管無力症の診断は、定期的な妊婦健診によりおこなわれるのが一般的です。診断の際にもっとも役立つのは「経腟超音波検査」です。この検査によって、子宮頸管の長さや開き具合を確認することができ、異常が見つかれば早期に対応できます。
経腟超音波検査は通常、妊娠12週から25週の間におこなわれます。頸管が短くなっている場合や、開きかけている場合は、頸管無力症の疑いが強くなります。
頸管に異常が認められた場合、追加の検査が行われることがあります。妊娠を継続した場合のリスクや治療法について検討するために、詳細な検査を受けることが推奨されます。

