猫を苦しめてしまう危険な『皮膚病』3選 主な原因や症状、予防法まで解説

猫を苦しめてしまう危険な『皮膚病』3選 主な原因や症状、予防法まで解説

2.アトピー性皮膚炎

痒みが強い猫

アトピー性皮膚炎はアレルギー性皮膚炎の一種です。

原因

ダニやホコリ、花粉などを吸い込んだり、皮膚に吸着することで発症します。特に皮膚のバリア機能が低下した猫に見られます。

症状

アトピー性皮膚炎は痒みが特徴的な疾患です。日常的に皮膚をかく、舐めるなどの行動が見られるでしょう。

この行動がさらに皮膚の状態を悪化させ、脱毛や炎症に繋げてしまうという悪循環を招きます。

治療法

基本的にアトピー性皮膚炎は完治が困難な疾患です。よって症状が落ち着いた状態を維持することを目指します。

その過程でステロイド・免疫抑制剤(シクロスポリン)・抗ヒスタミン薬などを用います。併せて保湿によるスキンケア、掻きむしりによる痛みや炎症のコントロールをしていきます。

予防法

皮膚のバリア機能が低い猫は日頃からよく保湿し、低刺激シャンプーを用いて時々洗浄してあげましょう。

ただし、ストレスもまたアトピー性皮膚炎の発症要因となるため、シャンプーに関しては無理強いしないことが大切です。

アレルギー性皮膚炎と同様に、室内を清潔にしてあげてください。

3. 皮膚糸状菌症

診察を受ける猫

皮膚糸状菌症は通称『猫カビ』と呼ばれる疾患です。

原因

皮膚糸状菌が皮膚で過剰に増殖することがきっかけで起こります。

症状

初期段階では目立った症状はなく、猫自身も特に痒みや違和感を覚えることはありません。

通常は痒みは無いまたは軽度ですが、ときに強い痒みが現れます。円形脱毛症のような症状や、ニキビのような白いブツブツが出現します。

治療法

抗真菌薬の内服や軟膏の塗布、薬用シャンプーの活用などが主だった治療法です。

獣医さんの指導の元、室内の消毒や発症した猫の毛刈り(被毛飛散による感染を防ぐため)などを行います。この治療は数ヶ月間に及ぶ場合もあるため、長期戦を覚悟しなければなりません。

予防法

室内の衛生管理の徹底、猫の完全室内飼育の徹底が予防に繋がります。

猫カビを持つ猫を保護した際は感染源である猫を隔離し、手袋を着用してお世話をしてください。尚、真菌は人に対しても移る『人畜共通感染症』です。

手袋は我々に対する感染を防ぐ手立てでもあります。

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