末期の心不全ではどんな痛みを感じる?
胸の圧迫感や息切れ、むくみによる張り、全身のだるさといった「不快感」が主体です。つまり、末期の心不全での痛みは、いわゆる普通の痛みとは異なります。継続的かつ広範囲に感じられるため、身体のみならず精神的にも苦痛をもたらします。緩和ケアによる全人的な対応が必要となる場合も多々あります。
胸の痛み
心臓のポンプ機能が低下することで、胸に圧迫されるような痛みが起こることがあります。狭心症に似た痛みとして表現されることもあります。
皮膚の痛み
体内に余分な水分がたまることで、皮膚が引き延ばされ、痛みを感じることがあります。これにより、歩行や姿勢保持も困難になる場合があります。
背中の痛み
末期の心不全では、肺に血液がたまり、呼吸がしづらくなります。これにより背中が重苦しくなり、痛みに近い不快感として感じられることがあります。息が十分に吸えないため、「このまま呼吸が止まるのでは」という不安や恐怖などの精神的なつらさが重なり、さらなる痛みと感じることもあります。
高齢者が心不全を発症するとどんな症状が現れる?
心不全を発症すると、心臓のポンプ機能が低下するため、全身の臓器に十分な血液を送ることが難しくなってきます。そのため、さまざまな症状が起こります。代表的な症状を3つご紹介いたします。
呼吸困難
始めは動いている時に起こりますが、悪化すると安静にしている時にも起こるようになってきます。「空気が入ってこない」、「仰向けに寝ると苦しい」と表現されることが多いです。このような時は、上半身を起こして安静にすることが重要です。改善しない場合は、循環器科を受診しましょう。
むくみ
すねや足の甲などにみられることが多いです。むくんでいる場所を、指で押してみて、へこみが残った場合は要注意です。他の疾患でも起こることがありますので、循環器科を受診してください。
全身倦怠感
心不全により、全身に十分な血液と酸素が行かなくなるため、全身倦怠感が生じます。最初は、動いたときに感じられますが、心不全が悪化すると、些細な日常動作でも起こるようになってきます。このような症状が現れたら、循環器科を受診してください。

