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「大腸がんの主な4つの治療法」はご存知ですか?【医師監修】

「大腸がんの主な4つの治療法」はご存知ですか?【医師監修】

本記事では大腸がんの治療法についてにご紹介します。

※この記事はメディカルドックにて『「大腸がんを疑う自覚症状」はご存知ですか?検査・治療法も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

大腸がんとは?

大腸がん(結腸がん・直腸がん)とは、大腸(結腸・直腸)に発生する悪性腫瘍のことで、主に腺腫という良性のポリープからがん化するケースと、正常な粘膜から直接がん化するケースがあります。日本人では特にS状結腸と直腸にがんが発生しやすいとされています。
大腸がんは、大腸の粘膜から発生します。徐々に大腸の壁を侵し、最終的には大腸の外にまで広がり、腹膜播種やリンパ節転移、さらには肝臓や肺など他の臓器への遠隔転移を引き起こす可能性があります。時には、肺や肝臓の腫瘤として最初に発見されることもあります。

大腸は結腸と直腸に分けられ、結腸はさらに盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸に分類されます。大腸がんは、これらの部位の粘膜から発生し、進行すると腫瘍は大腸の深部にまで及び、サイズが大きくなります。しかし、初期の大腸がんは無症状であることが多いとされ、進行すると便の流れを妨げたり出血を引き起こすことで症状が現れるようになります。
日本では、動物性脂肪の摂取過多や食物繊維の不足などの影響から、大腸がんが増加の傾向にあります。50代から増加し始め、60〜70代の高齢者に多く見られるようですが、男女間での発症率に大きな差はありません。
大腸がんは比較的進行が遅いとされるため、早期発見できれば治癒できる可能性があります。

大腸がんの治療

大腸がんの治療には、手術療法、化学療法、放射線療法、免疫療法等、複数のアプローチがあります。これらの治療法はがんの種類や、進行度、患者さんの状態に応じて選択され、組み合わされることもあります。

手術療法

大腸がんの治療において、根治を目指す主要な手段は手術療法です。手術には腹腔鏡手術、開腹手術、ロボット支援手術、内視鏡等による治療があります。

腹腔鏡手術は身体への負担が少ないとされるメリットがある一方で、腫瘍の大きさや患者さんの状態によっては適用できないこともあります。
開腹手術は短時間での施行が可能とされていますが、患者さんへの負担が大きいといわれています。
ロボット支援手術は精密な手術が得意とされていますが、手術時間が長くなることがあります。
ポリペクトミーやEMRは早期がんに対して行われ、患者さんへの負担は少ないとされています。

化学療法

化学療法は、抗がん剤を全身に行き渡らせ、がん細胞を攻撃する治療方法です。この治療は特に手術で取り除けない進行した大腸がんや、再発予防のための補助療法として用いられます。抗がん剤は脳を除く全身に作用するため、転移がある場合にも効果的とされています。副作用の程度は個人差があり、使用される薬剤によっても異なります。

放射線療法

放射線療法は主に直腸がんや転移がんの治療に用いられます。
放射線療法では、放射線を使ってがん細胞を破壊し、腫瘍を縮小させ、痛みを和らげます。しかし、放射線療法単独での根治は難しいため、他の治療法と組み合わせる場合があります。治療計画はがんの位置や進行度に応じて調整されます。

免疫療法

免疫療法は、体の免疫システムを活性化させ、がん細胞を攻撃するよう促す治療法です。免疫療法は、抗がん剤の効果が得られなくなった患者さんの一部や、効果が見込める患者さんに対して行われます。効果が見込める患者さんは、全体の約10%未満といわれています。特殊な検査によって効果が見込めるかどうかを判断します。

配信元: Medical DOC

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