お正月や法事などで義実家に帰省するたび、いまだにドキッとする“謎のルール”があります。それは「男の人が先」という慣習。しかも、その順番に含まれていたのは、まさかの……。少し不思議で、どこか温かい義実家でのエピソードです。
食事の順番、一番に食べ始めるのはまさかの…!?
結婚してまだ日が浅かったころ、義実家で夕食の準備を手伝っていたときのことです。料理をすべてテーブルに並べ終え、いざ「いただきます」と言いかけたその瞬間、義母から待ったがかかりました。
「まだよ! トラちゃん(仮名)のごはんが先だから」
「トラちゃんとは……?」と思わず固まる私。続けて詳しく聞けば、この家には「男の人が先に食べる」という昔ながらの家風があり、なんとオス猫のトラちゃんもその序列にしっかり組み込まれているのだそう。猫までもがルールに含まれているという予想外の展開に、驚きを通り越して思わず笑ってしまいました。
悪気ゼロの義母とマイペースなトラちゃん
義母はトラちゃんをとってもかわいがっており、“もう一人の息子”のような存在なのだそう。
「この子は小さいころから、先に食べないと機嫌が悪くなるのよ」と、どこか誇らしげに語る姿からは、家族の一員として深く愛されてきた歴史が伝わってきました。
義父も「男が先なんだもんなぁ」と笑いながら見守っており、私一人だけが軽くフリーズする状況に。
そのあとは実際に、まずトラちゃんがごはんを食べるのを家族全員で見届け、次に義父と夫が箸を取り、最後に義母と私が食べ始めるという流れでした。そこには誰も悪意はなく、ただ長年の習慣としてごく自然に続いているのだと感じました。

