3.招く運は、色やポーズごとに意味が違う
色による違い
招き猫の色によって、ご利益が違うことを知っていますか?
最もポピュラーな三毛や白の招き猫は「総合運アップ」なので、迷ったら定番を選ぶとよいかもしれません。
黒は「厄除け」にご利益があるとされ、金は見た目の印象そのまま「金運」によいとされています。
さらに近年では「恋愛成就」のピンクの招き猫や「学業成就」の青の招き猫なども登場し、バリエーション豊かになっています。
あげる手のポーズによる違い
招き猫はあげている手によっても意味が変わり、左手なら「お客」右手なら「お金」を招くとされ、商売繁盛を願う人には特に縁起がよいものでしょう。
両手をあげた招き猫もいますが、お客もお金も招いて縁起がよいとされる一方で「お手上げ」ポーズに見えて、あまりよくないという意見もあります。
ちなみに、海外では日本式の手の向きが「追い払う」ジェスチャーに見られやすいという理由から、お土産用の招き猫は、手の甲を前にしてデザインされる場合もあるようです。
まとめ
招き猫は、日本人なら誰もが知るラッキーアイテム。
「9(くる)29(ふく)=来る福」という語呂合わせから、9月29日が招き猫の日に制定され、招き猫への感謝祭も毎年開催されています。
招き猫誕生には、豪徳寺の「招福猫児(まねきねこ)」や今戸人形の「丸〆猫(まるしめのねこ)」といった複数のルーツがありますが、当時から人々に幸運をもたらす存在だったことには変わりありません。
色やポーズによってご利益の意味が違うという奥深さも素敵です。
この記念日をきっかけに、あなたのお家にも招き猫を迎えてみてはいかがでしょうか?

