歩き始めるのも遅かった娘だけれど…
娘はずっと体が小さめで、寝返りも歩き始めるのも遅かったので、義父の言葉を思い出しては不安になっていました。ところが、2歳を過ぎたころから急に、娘はぐんぐん大きくなり、運動能力も飛躍的に上がったのです。それとともに、私の中で義父の言葉も薄れていきました。ところが、第2子である息子も娘と同様に出産予定日より2週間早く生まれたのです。義父はやはり、娘のときと同じことを言うようになりました。
息子は娘と違って大きく生まれ、おっぱいもよく飲んでいたので、娘のときのようには気にならなかったのですが、「早かったね」と言われるのはいい気持ちはしませんでした。
それを察したのか、ある日娘が義父にこう言ったのです。「弟も私と同じで、早くじいじに会いたかったんじゃない?」と。それを聞いた義父はうれしそうな表情で、不思議とそのあとからは、あの言葉は言わなくなりました。驚くとともに、娘には助けられました。
義父がなぜ早く生まれたことにこだわったのかはわかりませんが、私個人的には、産後の赤ちゃんの様子は個人差があって、その子によって違いが大きいのではないかと思っています。そして娘のあのひと言は、おじいちゃんが大好きな娘から出た素直な言葉だったのだと思います。娘は現在小学生ですが、クラスで一番背が高く、走るのも早いのです。息子も活発で、今では義父の言葉で悩んだ日々は笑い話になりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:坂井香子/30代女性・主婦。おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

