阪神・淡路大震災から31年 災害時は偽・誤情報に注意 元刑事が説く「フェイクニュース」の正しい“見分け方”

阪神・淡路大震災から31年 災害時は偽・誤情報に注意 元刑事が説く「フェイクニュース」の正しい“見分け方”

フェイクを見抜くためのコツ

 捜査の現場では、もっともらしい証言ほど慎重に検証し、必ず裏付けを取ります。これは現代の情報社会でも全く同じです。強い映像や強い言葉に出合ったら、一歩引いて一次情報を確認しましょう。気象庁や自治体、防災担当の発表と照合し、映像や文言の時刻、場所、被害規模が一致しているかを確認することも大切です。具体的には次のように確認してください。

・過去災害の映像が再利用されていないか静止画化して検索する
・テロップのフォントや配置が、ニュース風テンプレである可能性を疑う
・投稿者の履歴を確認する

 こうした基本動作だけでも精度は高まります。

 また、次のような見た目の違和感も重要です。

・深夜発災なのに昼のように明るい光量
・影の方向がバラバラ
・電線や手すりの不自然な繰り返し
・顔や指のゆがみ
・看板の地名が実在しない
・群衆の声が均一で環境音が途切れる。

 ウォーターマークやAI生成のラベルは確度の高い手がかりです。こうした動画や画像をSNS上で見たときに違和感を覚えたら、すぐに拡散するのではなく検証するというのが“情報防災”の初動です。

 刑事時代、筆者は「らしさ」に惑わされないことを徹底しました。もっともらしい証言ほど裏付けが必要なのは、災害時も同じです。強い映像や言葉を前にしたときは、一歩引いて一次情報や見た目の整合性、投稿履歴を照合しましょう。これだけでもフェイクニュースにだまされない確率は高まります。ぜひ意識してみてください。

配信元: オトナンサー

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オトナンサー

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