娘が1歳のころ、夫と3人でアパートに住んでいました。ある平日の昼間、ちょうど娘がお昼寝をしていたときにチャイムが鳴りました。その日は義母が来る予定だったので、私はドアの前にいるのは義母だと思い込み、不用心にもドアを開けてしまったのです。
引っ越し時期を執拗に問い詰めるセールスマン
チャイムを鳴らしたのは、50~60代くらいのセールスマンの男性でした。近所の新築物件を紹介するため、アパート住まいの人をターゲットに営業しているようでした。
当時の私たちは、家の購入や引っ越しについてはまったく考えていませんでしたが、「もし第2子が生まれることになれば、いずれはこのアパートを出ていかなければならないだろうな」という思いはありました。
それでも、夫がいない今、私ひとりで勝手な判断はできません。私は「夫がまだ帰宅していないので、自分では決められない」という理由で、その場は帰ってもらうことにしました。
夫の帰宅後や翌日にも繰り返される訪問
その日の夜、夫が仕事から帰宅したあとに再びチャイムが鳴りました。相手は昼間に来たセールスマンです。私から夫には、昼間の出来事をあらかじめ話してあったので、夫が「今は考えていない」ときっぱり伝え、追い返してくれました。
ところが翌日の昼、またそのセールスマンがやってきたのです。
「いつごろ引っ越しをお考えですか?」「年収はおいくらくらいか教えていただければ……」などと踏み込んだ質問を重ねてきます。
どうやら、私たちが「いつか引っ越す可能性がある」と判断した様子。私は「とにかく今は考えていないので、もう来ないでください」と、玄関を開けずに断りました。すると彼は「わかりました」と言って去っていきました。

