令和のカリスマ販売員!【ユナイテッドアローズ】新宿店仲さんの接客の極意とは

令和のカリスマ販売員!【ユナイテッドアローズ】新宿店仲さんの接客の極意とは

令和のカリスマ店員を発掘する接客コンテスト「STAFF OF THE YEAR」をご存知でしょうか。全国3000ブランドの販売員が、オンラインとリアル双方の接客技術などを競い合う大規模な大会です。ユナイテッドアローズ新宿店の仲 希望(なか・のぞみ)さんは、2023年の大会グランプリに続き、2025年に開催された大会のアパレル部門で、全国の販売員の中から見事2位を獲得。2回目の受賞となりました。たくさん販売員が参加するこの大会で、なぜ厳しい審査を潜り抜けて2度も受賞を手にすることができたのでしょうか。

200万票もの応援数が集まる接客技術を競い合う大会

昨年10月に開催された「STAFF OF THE YEAR 2025」(スタッフ オブ ザ イヤー)」では、全国にある約3000ブランドの店員が自身の接客技術を競い合います。株式会社バニッシュ・スタンダードが主催するこの大会は、ファースト・セカンド・サード・ファイナルステージ、と4ステージあり、約5か月というロングスパンでの激闘となります。売り上げや、スタッフが投稿するコーディネートなどを見たお客様などからのWEB投票数、リアル接客などを競い合い、約200万票もの応援数が集まる注目度の高い大会です。

ファーストステージを経て、セカンドステージには約2千名の店舗スタッフが参加。オンライン接客での売り上げをはじめ、特設サイトでのWEB投票数での評価を経て、サードステージに勝ち残ったのは30名、ファイナルステージで戦えるのは、ごくわずかの14名です。

この大会で、2025年の『準グランプリ』に輝いたのは、【ユナイテッドアローズ 新宿店】の仲 希望(なか・のぞみ)さん。実は、仲さんは3年前の2023年にも「STAFF OF THE YEAR」グランプリを獲得しており、3年連続でファイナルステージの出場を果たし、2度目の受賞です。

リアルとオンライン共に、お客様からたくさんの支持を集めるのは大変なこと。なぜこれだけのファンを獲得し、大会で好成績を残すことができたのでしょうか。

「なぜダムに行きたいのか?」リアル接客ではお客様の潜在ニーズを感じ取る

責任感が強く、人一倍努力することを惜しまない仲さん。ユナイテッドアローズ社内でも、スタイル投稿数やPV数、フォロワー数はトップクラスを誇ります。

「今回のファイナルステージで行われた、ロールプレイング接客バトルを勝ち抜いたことが、準グランプリという結果につながったのではないかと思っています」

と仲さん。大会の舞台上で行われる1on1のロールプレイング接客バトルでは、仕事の疲れから買い物に来たというお客様との会話の中で、お客様が求めるスタイリングを提案していきます。短い会話の中で「休日にダムに行く」というキーワードを見事導き出し、その気持ちに寄り添うファッションを提案しました。

「ダムに行く予定がある日のファッションですと、暖かくて動きやすいファッションを思いつくと思うのですが、ダムになぜ行くのだろうというところまで考えてスタイリングをご提案させていただきました。

ダムに行くのは、きっとお客様自身がダムを見て癒されたいからなのかもしれません。もしそうだとしたら、心が優しく穏やかになるようなベージュカラーをベースにしたスタイリングはどうだろうかと考えました。目的の奥にあるお客様の感情や背景まで読み取ろうとすることが、接客では大事なのではないかと思っています」

仲さんの潜在ニーズを読み取る接客技術は、毎日の業務にも活かされています。

「例えば、ご来店くださったお客様が”ピンクが苦手なんですよ”とお話くださったとします。お客様は、ピンクを”着たくない”のでしょうか。それとも、ピンクを着たい気持ちはあるけれど、何か理由があって着られないと考えていらっしゃるのでしょうか。この言葉の本当の意味はなんなんだろうというところまで想像して、お洋服のおすすめをご提案させていただきます。

ピンクを着たいのに難しいというお考えでしたら、ピンクにもたくさんの種類があるので、ぜひ楽しんでいただきたいなって思うんです。なので、このピンクだったら肌馴染みも良くて着やすいですよとご提案いたします。

もしくはピンクじゃなくても、明るい色を着たいというお気持ちがありそうなのであれば、他の色をご提案するのも良いかもしれません。会話を通してお客様の潜在ニーズを考え、お客様に心地よくお買い物を楽しんでいただきたいんです」

仲さんの潜在ニーズを読み取る接客は、自身が40歳を過ぎた頃からできるようにになってきたと言います。

「”若い頃は、これ可愛いですよね!”みたいなところをただただ伝える接客だったと思います。実は、昨年まではお客様のお気持ちを言葉に出せるところまではできていませんでした。

感覚ではできていると言われることも多かったのですが、それをやっと、お客様は今はこういう気持ちなのでこういうお洋服を求めていらっしゃる、と言葉にして表現できるようになってきたと感じています」

この接客方法は、毎日店舗オープン前に行っている自社サイトのスタイリング投稿も活かされていました。

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