
ローマはイタリアの主都ですが、地下鉄はわずか3本しかありません。
3本目のC線は現在も工事中で、全線開通にはまだ数年を要するといわれています。
理由は、地面を掘れば出てくる歴史的遺物の数々。アフリカからイギリスを領有していた古代ローマ帝国の首都だけに、出てくる遺物の数も尋常ではないといわれています。
数年前にオープンしたサン・ジョヴァンニ駅は、工事中に出土したさまざまな芸術品を展示している「博物館駅」です。
電車に乗りがてら、博物館並みの出土品の数々を見学できるようになっています。
この博物館は美術品が多すぎてどこに所蔵するか頭を抱えていたイタリア政府にとって、解決策のひとつになりました。
2025年には、サン・ジョヴァンニ駅を模倣するようにコロッセオ駅もオープン。博物館駅は現在のイタリアで潮流のひとつになりつつあります。
ゆっくりと出土品を鑑賞していると、「ローマ時代に発見された遺物をルネサンス時代に再利用したもの」という説明もあります。
テラコッタの水道管や当時のコインなども展示されていて、イタリアならではの豊かな文化を堪能できます。



