「優雅な老後」なんて夢のまた夢。68歳、私が「孫という名の推し」のためにパートを続ける理由

「優雅な老後」なんて夢のまた夢。68歳、私が「孫という名の推し」のためにパートを続ける理由

理想の老後とは程遠い、パート三昧の日々を送る私。身体は悲鳴を上げていますが、それでも仕事を辞められないのは生活費のためだけではありません。私が働き続ける、本当の理由とは? 友人が、体験談を語ってくれました。

68歳、私の現実

「還暦を過ぎたら、縁側でのんびり過ごす」

若いころ、そんな老後を夢見ていました。しかし現実は、湿布を腰に貼り、スーパーのパートに向かう日々。

なぜパートを辞めないのか。生活が苦しいから? もちろん、年金だけでは生活できないし、それもあります。

しかし、一番の続ける理由はかわいい「孫」たちの存在。

「最強の推し」にかかる出費

孫が来るとなれば「何か美味しいものを」と、豪華な食事を用意したくなるもの。帰るとなれば「お小遣い」を渡したい。

今は亡き私の母も、孫である私の子どもたちが来るとなると、美味しい手料理を準備して、お小遣いをくれました。

孫ができると、お年玉、クリスマス、誕生日に進級祝い、ランドセルに学習机……。昨今の物価高も相まって、年金だけでこの「臨時出費」を賄うのは、到底不可能なのです。

「もう歳だし、パート辞めようかな」と夫にそうこぼした翌日、娘から電話が。

「今度の日曜、遊びに行くね!」

受話器の向こうで「ばあば、待っててね」なんて愛らしい声が聞こえた瞬間、私の決意は揺らぐのです。

「よしよし、お布団干して待ってるからね!」

電話を切ったあと、カレンダーのシフトを確認し、ふぅっとため息。これは「孫貧乏」ではありません。孫という最強のアイドルへの「推し活」なのです。

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