脳や腎臓の状態が腸にも影響!? 「腸腎連関」と「脳腸相関」とは

猫はストレスを感じると便秘や下痢になりがち


人はストレスを感じると便秘や下痢などの不調に見舞われたり、逆に、腸内環境の悪化が不安や元気消失をもたらしたりすることがあります。こうした「脳腸相関」という関係性は、人と同様に猫にも存在すると考えられています。

猫はストレスや不安を感じると、自律神経や神経伝達物質を介してその情報が腸に作用し、ディスバイオ―シス(悪化した腸内環境)になります。また、腸内フローラは神経伝達物質を生産しており、ディスバイオ―シスという状況を脳に伝達。この情報の影響で、脳はさらに不安感を増加させ、輪を掛けてディスバイオ―シスを悪化させる悪循環に陥ります。

腸内環境を整えることで心身ともに健康に


こうした悪循環を回避するためには、猫のストレスや不安の外的要因をと取り除くことに並行して、食事管理による腸内環境の改善が必要です。

猫にプロバイオティクスやプレバイオティクスを適切に摂取させることで、それらが直接胃に作用。腸内環境が整うことで、便秘には便をやわらかくする効果が、下痢には症状の解消を促す効果が期待できます。

良好な腸内環境は、脳によい影響を与える神経伝達物質の分泌を促し、ストレス軽減につながります。また、腸も脳からのストレス信号が減ることで、脳の過度な働きや抑制がなくなり、正常な働きへの改善が期待されます。

腸を意識して整えて愛猫の健康を守ろう!
あごのせする黒白猫
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

腸が体の健康維持にどれだけ大きな影響を与えるのかを見ていくと、腸内環境を意識的に整えることが、いかに大切なのかということがわかりますよね。今回ご紹介した内容を参考に腸の状態を整えて、愛猫の健康を末永く守っていきましょう。

お話を伺った先生/石川朗先生(練馬テイルズ動物病院院長 獣医師)
参考/「ねこのきもち」2025年12月号『注目の「腸腎連関」「脳腸相関」も解説!猫の予防医学の要は腸だった!』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。

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