一度会ったら皆家族!
さらに鈴子さんは、義父の行動に衝撃を受けたそう。「義父は、『いちゃりばちょーでー』とよく言っています。一度会ったらみんな兄弟!というような意味なのですが、家に次々と観光客を呼んでくるんですよ。お店でもないし、知らない人にただ飯を食べさせるんですよ。私にはその感覚がないので、もう頭の中は大混乱でした」
知らない観光客にまでご飯を振る舞う生活から1ヶ月が経った頃。鈴子さんはついに夫に相談したといいます。
話し合って心地良い距離感を保っていきたい
夫は、「俺はこの環境で育ったから普通だと思っていたけど、鈴子がつらいのは嫌だ」と言って、実家の近くに平屋を借りてくれることになったそう。「夫も義両親も、みんな優しいんです。ただ、環境の変化にあまりにびっくりしてしまって。今は同居ではないけれど、手伝いに行ける日は積極的に実家に行くようにしています。この距離がベストだと感じています」
移住先では、これまでの普通が普通でなくなることもあるようです。でも、鈴子さんのように自分の気持ちをきちんと周囲に伝え、ここちよい距離感を見つけられたら、家族みんなが平穏に暮らしていくこともできるのではないでしょうか。
<取材・文/maki>

