息子の失敗を言いふらす
それから、私の不幸を願うえりこさんの行動は、さらに巧妙になっていった。 幼稚園の運動会のときのこと。風太はリレーの選手に選ばれて、とてもうれしそうに張り切っていた。しかし当日、風太は転んでしまったのだ。
ゴールをしたあと、えりこさんは、とても大きな声で
「風太く~ん!残念だったね!あれってもしかして、新しい靴?いつもの靴だったら勝てたかもねえ」
と、私に声をかけた。いつもと同じ靴だったけど、周りから見たらそう思わないかもしれない。同じチームの親がサッとこちらを見るのがわかって気まずかった。
えりこさんの根も葉もないことで私を孤立させる作戦に気づいてしまった。全身がゾワッとするのを感じる。こんな人って本当にいるんだ―――。
あとがき:巧妙な支配
えりこの悪意は、この話でさらにエスカレートします。まりのことを「忙しい」という嘘をつき、まりをママ友グループから遠ざけます。そして、運動会という子どもの晴れ舞台で、わざとらしい言葉でまりと息子を傷つける行為も。
この「フレネミー」という、味方のふりをして相手を不幸に陥れる存在は、現実にもあり得る恐怖です。えりこが持つ二面性と、それに気づいてしまったまりの絶望感が伝わりますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

