大腸がんを発症し、ストーマをつけた場合の余命
大腸がんの手術でストーマを造設する場合は根治手術が行えるかどうかで、それぞれで予後が大きく異なります。根治手術が行える場合は2つのパターンでストーマを造設することがあります。
1つ目は大腸がんの切除後に、吻合にリスクがある、全身状態が悪いなどの理由で大腸同士をつながずに、口側の大腸をストーマにする場合です。この場合は永久的単孔式大腸ストーマ、もしくは後に閉鎖ができる一時的、単孔式大腸ストーマを造設することになります。この場合肛門側は盲端(どこにもつながらず、行きどまり)になります。
2つ目は大腸がんのうちで肛門に近い直腸がんで吻合部のリスクが高いために、腸管安静を目的に一時的、双孔式回腸ストーマを造設することがあります。回腸ストーマから排便がされるため、大腸には便が流れない状態を作ることができます。一時的であるため、後にストーマ閉鎖手術を予定します。
根治手術が行えない場合は、腸閉塞を予防するために永久的、双孔式回腸ストーマを造設することがあります。ストーマの肛門側に便が流れないようにして、大腸がんによる腸閉塞を起こさないことが目的です。主にステージⅣ大腸がんの緩和治療が目的の手術です。
このようにストーマ自体が余命に影響するのではなく、がんのステージが余命に影響します。生存率は後述する通りです。
大腸がんのストーマはステージいくつでつける?
前述の通り、ストーマを造設する場合に根治手術が行えるかどうかが重要です。根治手術が行える大腸がんのステージはステージⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの一部です。根治手術が行えない場合はステージⅣで転移巣の手術が難しい場合です。根治手術を目的とした手術で、一時的、回腸ストーマや一時的大腸ストーマの場合は後にストーマを閉鎖する手術を行います。永久的ストーマであれば、基本的に閉鎖することはできません。

