アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんが施設で暮らすようになってから、ずっと悩まされている洗濯物問題。何度言っても頑なに施設に頼まず自分で洗ってしまうものがあるのですが、それがちゃんと洗えているのか謎の状態……。あーちゃんは廊下に設置してある共用の洗濯機を使っていると言い張るので、ワフウフさん姉妹は半信半疑で実際に操作してみてほしいと伝えました。すると、機械が苦手なあーちゃんが見事に洗濯機を使いこなしていてびっくり……! ただ、洗濯機が使えても他人のものと自分のものの区別がつかないため、誰かの下着がまぎれていたときには、気まずくて困ってしまうワフウフさんでした。
コビトさんの仕業…ではなかった
あーちゃんは認知症ですが、暴れたり暴言を吐いたりすることもなく、穏やかなタイプです。ただ、静かに頑固で納得がいかないことにはムキになって反抗します。先日も、自分で洗濯したカットソーを目の前にして「自分で洗濯なんかしない!」と主張し、ワフウフさんは思わず苦笑い……。しかし、発言とは裏腹に「洗剤を買う」というメモが部屋に貼られているのを発見し、何度言っても自分で洗濯をしたがるあーちゃんに、ワフウフさんはあきれてしまいました。

あーちゃんが自宅で暮らしていたころ。ATMでお金を下せなくなったことから、会うたびに現金を渡すようにしていたのですが、片付けや探し物で部屋に行くたびに、あちこちから現金が入った封筒が見つかっていました。

『こびとのくつや』の童話に出てくる、コビトさんがいるんじゃ……なんて、姉妹で話していたのですが……。

施設で暮らすようになってからも、お金を隠すという認知症特有の行動のせいで、お財布の中の現金は入っていたりいなかったり……。

そして、突然お財布の中身が増えていることも……。

施設にまでコビトさんが……!? というわけではなく、これはあーちゃんが私たちに見つからないよう、現金を隠しきった結果。あーちゃんなりに、涙ぐましい努力で貯金をしていたというわけです。

お財布の中身が増えていた日。あーちゃんは満足そうにしていたので、そのままにしてきました。

あーちゃんが施設で暮らすようになって、私たちの負担は軽くなっているはずなのに、なぜか最近イライラが止まりません……。

これまでは、介護の裏でずっと不仲な父とのバトルが続いていたため、私たちの怒りの矛先は父に向っていて、あーちゃんの行動はそこまで気にならなかったのですが……。

父とのバトルがなくなり、すべての意識があーちゃんに集中するようになったからでしょうか……? そう思えば、父の存在も案外役に立っていたのかもしれません。今ごろ、おむつをはきながら威張っているのかな……。

父のおむつ姿なんて、想像するんじゃなかった……。
あーちゃんが自宅に住んでいたころ、ATMでお金を下ろせなくなったため、私たち姉妹が会うたびにお財布にお金を入れてあげるようにしていました。しかし、あーちゃんの部屋の片付けや探し物をしに行くと、必ずと言っていいほど現金が入った封筒があちこちから見つかっていて、姉妹で『こびとのくつや』の童話を引き合いに出して「コビトさん」が夜な夜な現れてお金をあちこちに置いてくれていたりしてね……なんて話して笑っていました。
施設で暮らすようになってからは、もちろん封筒が出てくることもなくなり、あーちゃんのお財布には飲み物を買う最低限の260円が入っているだけ。ただ、お金を隠すという認知症特有の行動もあって、その現金もお財布に入っていたりいなかったり……。そして、入っていたと思ったらなぜか金額が増えていることも。これは、あーちゃんが頑張って、なんとか私たちに見つからないようにお金を隠したということ。あーちゃんなりの貯金です。甘い飲み物を買ったり、そのことを隠さなければ、もっとお金を持たせてあげられるのですが……。
あーちゃんが施設で暮らすようになり、病院への付き添いや薬の管理がなくなり、私たち姉妹の負担も軽くなっているはずなのに、なぜか最近イライラが止まりません……。なぜかと考えて思い当たったのが、父の存在。あーちゃんの介護の裏で父とのバトルが続いていましたが、今はそのバトルとも無縁になり、すべての意識があーちゃんに集中してしまった結果、ささいなことが気になるように変化したのかもしれません。父の存在が、意外なところで役に立っていたとは……びっくり。
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自分のお金は自由に使わせてあげたいと思う気持ちは理解できますが、持病を抱えているあーちゃんの場合は、甘い飲み物を買える状況にある以上、制限をかけるのは仕方がないことですよね。ワフウフさん姉妹のように、複数人で介護をする場合は、資産の管理についても事前に意見をすり合わせておくと安心ですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

