色あせたブランドバッグを新品同然によみがえらせる、クリーニングの職人技がTikTokやYouTubeで70万回以上再生されるなど好評です(記事執筆時点)。
動画を投稿したのは、愛知県のクリーニング・コインランドリー業者、「太陽舎」の公式アカウント(@taiyosha_official)。洗浄や修復、色の修正など、衣類や小物のケアを幅広く手がけており、年間で1万件ものブランド品を修復しているといいます。
丸ごと染め直すことができない刺しゅう付きのバッグ
今回注目を集めたのは、米国在住の女性から修復を頼まれた、プラダのナイロンバッグ。「汚れをきれいに取り除き、本来のピンク色にしてから娘にあげたい」との依頼でした。
バッグの特徴は、中央にあしらわれた大きなクマの刺しゅう。ぬいぐるみのような質感やビーズの飾りなど、とても手がこんでいますが、その反面、修復の難易度を上げる要因ともなりました。
同社が公開している動画では、バッグや服の色を修正するため、染料に漬けて全体を染め直すケースがしばしばみられます。しかし今回のバッグでそれをすると、刺しゅうまで染まってしまいます。
巧みなエアブラシさばきで本来のピンク色に
そこで同店の職人は、エアブラシを使った手法を試みました。まずはバッグを徹底的に洗浄。シミ抜き用のガンを吹きつけて、持ち手や底の汚れを落としていきます。
乾いたらいよいよエアブラシの出番。退色した部分を重点的に狙いつつ、全体の色味が整うよう、ムラなく吹き付けていきます。

