登山歴14年の女性が、山小屋で“登山の持ち物リスト”を紹介する動画がYouTubeに投稿され「参考になりました!」「大変勉強になったよ」といった反応がありました。これから登山に挑戦したい人はもちろん、秋の紅葉シーズンに軽登山やハイキングを楽しみたい人に向けてもおすすめの動画です。
登山に欠かせない必携アイテムを紹介
投稿者は、登山系YouTuber、やまくっく・やぎちゃん(@yagichan)さん。2020年にYouTubeで動画投稿を開始し、その2年後に長野県へ移住。活動はYouTubeにとどまらずテレビや講演会への出演など、さまざまな媒体で登山の魅力を発信しています。
この動画は、北アルプスの標高2370mにある山小屋「雷鳥荘」への登山で、実際に持ってきたリュックサックとその中身をテーブルの上に広げて、“日帰り登山”と“小屋泊登山”の持ち物を紹介しています。今回の持ち物は、2泊3日分なので紹介する小屋泊の中身も3日分想定となっています。
まずは、持ち物を入れる登山用リュックサック(通称:ザック)から。日帰り登山の場合は15~25リットルサイズのザックを使い、泊まりがけで登る“小屋泊”の場合は36リットルサイズのザックに持ち物を入れるそうです。今回持ってきた36リットルサイズは、黒とグレーのスマートなデザインで、雨が上から中に入らないような構造。小屋泊の場合、水や食料なしで約5キロの重さになるみたいです。
日帰り登山用の持ち物一覧
つづいて、日帰り登山用持ち物の紹介です。まず、水分補給に欠かせない、サーモスの「山専用ボトル」。保温効果が非常に高く、出発するときに水や氷を入れておくと、長時間にわたり冷たい水を楽しめるそうです。冬は山小屋で入れたお湯を持ち歩き、山頂で温かいスープやコーヒーが飲めます。少し重たいようですが、そのデメリットを上回る性能があるみたいです。
自炊用アイテムは主に3種類です。ガスなどで着火するバーナーに、小型調理器のクッカーをセットして調理するのが一般的。バーナーはMSRの「ポケットロケット2」を、クッカーはエバニューの「Ti Demitasse 220 NH」と「Ti 400FD Cup」を使い分けています。
クッカーに入れた水をバーナーで沸騰させて乾麺をちぎって入れたり、フリーズドライのスープを入れたりするそうです。以前は金属製のスプーン等を使っていたそうですが、鮮やかな緑色が特徴のユニフレーム「カラカト グリーン」に変えてから、食器同士の摩擦音が減って快適に。
安全のためにも手袋は必須。ワゴンセール品でゲットしたという、990円の厚手の手袋にはひと工夫しています。人差し指と親指の第一関節あたりを切っており、指先がすぐ出せるようになっている……! 手袋を着けたままスマホを触れる製品もありますが、反応が悪いこともありこのようなアレンジをしているそうです。
そして、やぎちゃんさんが自らデザインした、ポップなデザインの「手ぬぐい」。日差しが強いときは頭に被ったり小屋泊のときは枕カバーにしたりと、幅広い使い方をしています。やぎちゃんさんが暖色系の色が似合う「イエベ」なので、このきなこ色を選んだそうです。

