親の働く姿を見せた子どもは5倍早く将来を意識?家庭の関わりでここまで差が出た3つのメリット

メリット(3)反抗期の前の方が“価値観”を伝えやすい

「無意識に一定の価値観を伝えるには、小学校までが勝負」「反抗期がくる前に話しておいた方が自然に受け止めてもらえる」という意見も見られました。

大きくなってからいきなり「将来どうするの?」と問うよりも、小さいうちから少しずつ話しておくことで、価値観の共有や進路の土台づくりがしやすかったという声です。

一方で、「もっと早く話しておけばよかった」という後悔の声も少なくありません。中学生以降になってから慌てて仕事や進路の話をしても、子どもが何から考えればよいか分からず戸惑ってしまった、という経験から、早いうちに話すことに意味があると考えられているようです。

・「ある程度大きくなってくると、反抗期も影響してくるので、小さいうちから話しておいた方が、自然に受け止められると思います。歳を追うごとに色々な先入観や、親が予想していない情報を子どもが仕入れていることが出てくる。そうなる前に話をすることが有用だと思う。」(にーにさん 鹿児島県 高校2年男子 保護者)

・「自分の経験から言うと、もっと早くから話しておけば良かったと後悔しています。うちの場合は息子が中学生になるまで仕事の話をほとんどしなかったので、いざ進路を考えろと言われても、息子も何から考えていいか分からず戸惑ったようでした。もっと小さい頃から、世の中には色々な仕事があることや、親がどうやってお金を稼いでいるかを話していれば、息子の視野も自然と広がり、勉強する目的も早くから見つけられたのではないかと思うからです。」(ゆきおとこさん 福岡県 高校2年男子 保護者)

まとめ

親の“働く姿”と“何気ない仕事の話”は、子どものキャリア意識を大きく前倒しする
今回の調査から、家庭でのさりげない関わりが、子どもが将来を意識し始める時期に大きな影響を与えていることがわかりました。

親の働く姿を見せた家庭では、小学生のうちに将来の仕事を意識した子どもが約5倍に上るなど、「見える形での関わり」は早期のキャリア意識につながりやすい傾向があります。

また、親の仕事内容を知っている子どもほど意識のスタートが早いことから、「話す」「共有する」といった日常的なコミュニケーションも重要な役割を果たしていると言えます。

さらに、保護者の声からは、小さいうちから仕事を話題にすることで、

・勉強と将来のつながりを理解しやすくなること
・お金や社会の仕組みを実感として捉えられること
・反抗期前だからこそ価値観が素直に届きやすいこと

といった、早期キャリア教育ならではのメリットが見えてきました。

「特別な教育をしなければいけない」という意味ではなく、日常会話のなかで仕事の話をしてみる、働く姿を一度見せてみる―そんな小さなきっかけが、子どもの将来への仕事意識を大きく広げる可能性があります。

今日からできる小さな一歩が、子どもが自分の未来を描き始める“最初のヒント”になるかもしれません。

調査概要

調査対象:高校生の子どもをもつ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2025年11月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「家庭でのキャリア教育」についての調査
出典:塾選ジャーナル調べ:「家庭でのキャリア教育」についての調査( https://bestjuku.com/shingaku/s-article/39660/

DeltaX
https://delta-x.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

配信元: マイナビ子育て

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