保育士の中田馨さんが、パパが実はやりがちなNGな育児について教えてくれました。パパが育児に積極的なのはうれしいものの、意外な落とし穴もあると言います……。今回は、パパがやってしまいがちなNG子育てと対処法をマンガで紹介します。
こんにちは!保育士の中田馨です。今回はパパの育児についてお話します。ここ数年で、パパが積極的に育児に参加することが多くなったなと私自身も実感しています。これまで保育園の送り迎え、行事ごとは「ママだけ」が多かったのですが、「ママもパパも」が増えてきました。パパも育児に積極的になったからこそ、子どもと一緒に過ごすときにパパに気をつけてほしいことについてお話しします。



のどが渇かなくても水分補給を!子どもの表情や変化をよく見ておく!
熱中症対策には「喉が渇いていなくても水分補給を!」ということは皆さんよくご存じだと思います。しかし、親子であそびに夢中になっていたら、水分を取ることを忘れていて「持たせた水筒が満タンのまま帰ってきた……」なんてこともあるのではないでしょうか?
水分補給は、行動するたびに行いましょう。まずは、家を出る前に飲む。公園に着いたら飲む。遊んでいる途中で飲む。家に帰る前に飲む。帰宅したら飲む。と言った感じでこまめな水分補給を常に定着させておくとよいですね。子どもは飲まずに遊びたがると思いますが「飲んでからあそぼうね」とパパが声をかけて、遊ぶ前のルールを固定して決めるとよいでしょう。
また、遊んでいる子どもの表情など様子を見ながら遊ばせることも大切です。子どもはあそびに熱中しているときは特に自分から「しんどい」と言わないことが多いでしょう。あそびの途中に「休憩しよう!」と木陰で休んで水分補給をすることはとっても大切ですよ。
「子どものこと見ていて」は「見てるだけ」ではありません!
公園で「トイレに行ってくるから、子どものこと見ていてね!」と言って帰ってきたら、子どもが遊具から落ちて泣いていた……。というお話を聞いたことがあります。幸い、お子さんは擦り傷で大事に至らなかったのですが、そのときのパパは本当に遊具で遊んでいる子どもを「見ているだけ」だったようです。
ママがパパにお願いしている「子どもを見ていて」はただ「見ているだけ」ではありません。子どもが安全に遊べるように、すぐに手を差し伸べられるところで見守り、ときには手で支えながら遊ばせることが「子どもを見ていて」なのです。
ただ、これは今の子どもの「できること」「まだできないこと」や興味関心を知っていないとできないことでもあります。「安全に子どものことを見る」ためには、パパとママが子どもの成長発達、興味関心を新規更新しながら共有しなくてはいけないということですね。
平日は、お子さんのことを見ているのはママでパパは週末だけというご家庭もあるかと思います。その場合、普段ママが何に気をつけながら子育てをしているのかを、パパに伝えましょう。「私の姿を見てればわかるでしょ?」「いつも私がしてるじゃない!」では伝わりませんので、ぜひパパにも教えてあげてくださいね。
作画/はたこ
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

