円板状エリテマトーデスの前兆や初期症状について
円板状エリテマトーデスの特徴的な症状は、境界がはっきりとした円板状の赤い斑点です。斑点はわずかに盛り上がっており、表面には白い鱗屑(りんせつ:かさぶた状のもの)ができます。鱗屑を剥がすと小さな突起が見られるのも特徴です。
症状は主に日光の当たる部分にあらわれやすく、顔や頬、鼻、耳などに多く見られます。初期の段階では1~2か所の症状から始まることが多いですが、進行すると数が増えていくことがあります。また、時間とともに症状のある部分の中心が陥没したり、色素が抜けたりすることもあります。
頭皮に症状が出る場合は、その部分の髪の毛が永久に抜けてしまう「瘢痕性脱毛」に移行する可能性があります。また、首から下の体幹部に症状が広がる場合は「汎発型」と呼ばれ、全身性エリテマトーデスに進展するリスクが高くなります。
いずれの場合も、症状が進行すると治療が難しくなるため、早めの皮膚科受診をおすすめします。
円板状エリテマトーデスの検査・診断
円板状エリテマトーデスの検査では、はじめに患者の皮膚を観察し、特徴的な症状や症状の出ている場所、広がり方などを確認します。
しかし、見た目だけでは他の皮膚疾患との区別が難しい場合があります。そのため、確実な診断のために皮膚生検を行うことがあります。皮膚生検は症状のある部分の皮膚を一部採取して顕微鏡で調べる検査で、円板状エリテマトーデスで見られる特有の皮膚の変化がないか確認します。加えて、血液検査にて体の炎症の程度や免疫系の状態も調べます。
また、円板状エリテマトーデスは通常、皮膚以外の臓器には影響しませんが、全身性エリテマトーデスに進展する可能性もあるため、必要に応じて尿検査などの検査も行います。

