血圧の上がり下がりが激しいとどんな症状が現れる?
血圧の変動が激しいと、どのような症状が現れるでしょうか?血圧が上がった時、下がった時、それぞれ特徴的な症状がみられることがあります。
頭痛
血圧が上昇すると、頭痛や頭が重いといった症状がよくみられます。急な血圧の上昇により脳の血流量が増えたことにより起こっている症状です。さらに症状が進行すると、高血圧性脳症と言い、めまいや吐き気などがみられることもあります。このような頭痛が起こる時には、血圧を下げる治療が必要である場合が多いです。早急に内科、循環器内科を受診しましょう。
立ちくらみ
急に立ち上がった時に血圧が急激に下がったり、立ち上がった時に脳への血流が一時的に減少するために目の前が暗くなったり、ふらつきが起こります。このような症状が立ちくらみであり、脳性貧血とも言います。
吐き気
血圧が上昇し、頭痛を起こしさらに進行すると吐き気がおこることもあります。このような場合には、高血圧性脳症を起こしていることも考えられ、早急に循環器内科を受診する必要があります。また、逆に血圧が低くなり、ふらつき、嘔気が出ることも少なくありません。血圧が低い場合には、横になりしばらく安静にして様子を見ましょう。血圧低下が持続する場合には循環器内科を受診して相談してください。
意識障害
高血圧に伴い、意識障害がみられることもあります。この場合には、高血圧性脳症が疑われ、緊急の治療が必要です。救急要請をしましょう。
一方で、血圧低下に伴い意識を失ってしまうこともあります。いずれの場合にも、精密検査が必要です。意識障害が起こる場合には、救急要請をして詳しく調べてもらいましょう。
動悸
血圧が上昇しても、低下しても動悸の症状を伴うことは少なくありません。血圧の変化に伴い動悸の症状がある場合、不整脈を合併していることも考えられます。血圧の変動と動悸が頻繁に起こる場合には早めに循環器内科を受診してください。
「血圧の上がり下がりが激しい」についてよくある質問
ここまで血圧の上がり下がりが激しい場合について紹介しました。ここでは「血圧の上がり下がりが激しい」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血圧が上がったり下がったりする場合、どんな病気が考えられますか?
伊藤 陽子(医師)
血圧の変動が激しい場合、さまざまな病気が考えられます。生活習慣病などが原因で動脈硬化が進行した場合にも、血圧の変動は起こりやすいです。また、副腎ホルモンや甲状腺ホルモンの異常でも血圧の変動が起こることが多いです。特に、褐色細胞腫では、発作性に血圧が上昇することがあります。これらの病気がないか調べるために、早めに循環器内科を受診しましょう。

