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「肺がんが1ヶ月進行」するとどんな症状が現れる?転移しやすい部位も医師が解説!

「肺がんが1ヶ月進行」するとどんな症状が現れる?転移しやすい部位も医師が解説!

肺がんが1ヶ月進行するとどんな症状が現れる?

肺がんが1か月でどれくらい進行するのかは一概には言えません。そこで、ここでは肺がんが進行すると出現する可能性がある症状について解説します

なかなか治らない咳

肺がんによる症状のなかでも、咳はよく見られるものの一つです。肺がんの方の約6割の方で咳がみられるという報告もあります。
咳は、上気道炎などの感染症などによっても起こります。しかし、2週間以上長引くような場合には、内科や呼吸器内科を受診するようにしましょう。

血痰

血痰は、痰に血が混じる状態を指します。肺がんが生じた際に、壊死した組織から出血したり、気管支の粘膜に腫瘍が及んだりすることで出血する場合があります。
血痰は、肺がんのほかにも肺結核や気管支炎などでも出ることがあります。もしも血痰が続くようであれば、内科や呼吸器内科などへの受診をおすすめします。

胸の痛み

がんが進行し、肺のまわりに水がたまることや、がんそのものが胸膜や肋骨にも及ぶことで、胸の痛みが生じる場合があります。ただし、肺がん以外にも心臓や食道などの消化器の病気などによっても胸の痛みが引き起こされることがあります。
胸の痛みが続くような際には、内科もしくは呼吸器内科、循環器内科、消化器内科などを受診しましょう。

肺がんが1ヶ月進行するとどこに転移しやすい?

肺がんが進行すると、リンパの流れに乗って、あるいは血液の流れによって他の部分にも転移しやすくなります。
リンパ節への転移の場合、まずは肺がん病変に近い、肺門のリンパ節や縦隔のリンパ節から、そして反対側のリンパ節にまで広がります。
以下では、リンパ節以外での、肺がんが転移しやすい臓器について解説します。

脳は、肺がんの転移部位として多くみられる臓器です。
肺がんのなかでも、特に小細胞肺がんでは脳転移などの中枢神経系への転移が多いです。
患者さんの約10%は診断された際にすでに脳転移を有し、3分の1以上の方は肺がんの経過中に脳転移を発症するとされています。
脳のなかで大きくなった肺がんの転移巣が、頭蓋内圧を高め、頭痛や吐き気、視覚や精神状態の変化をもたらします。また、脳卒中でみられるような手足の麻痺やろれつ困難などの症状が現れる場合もあります。けいれん発作を起こす方もいます。
肺がんの脳転移に対する治療には、薬物療法や手術、放射線治療などがあります。
肺がんと診断されている場合でも、そうでない場合でも、これらのような症状があるときには一度脳神経内科を受診するようにしましょう。

肺がんは血液の流れを介し、全身の骨に転移することがあります。扁平上皮がんや腺がんなどの非小細胞肺がんでは、患者さんの30〜40%の方で骨転移を発症するという報告もあります。
肺がんの骨転移は、脊椎や肋骨、骨盤、四肢の骨など多彩な部位に生じえます。
骨転移が起こると、それ自体の痛みや骨関連事象(Skeletal Related Events;SRE)が引き起こされるケースがあります。SREは、骨転移によって発生する、骨折や麻痺、高カルシウム血症などを指します。
症状がある骨転移に対しては、放射線治療が選択されます。病的な骨折の危険性が高いと考えられる骨転移や、脊椎への転移によって脊髄が圧迫される可能性がある場合には、外科的な治療が考慮されます。また、SREの抑制のために、骨修飾薬による治療も推奨されています。

肝臓

肺がんは肝臓にも転移する場合があります。すると、肝機能が悪化することや、身体の白目や皮膚が黄色くなるような黄疸などの症状が現れます。
肺がんが肝臓に転移した際の治療としては、全身化学療法が一般的と考えられます。局所症状の緩和目的で、放射線治療が選択されるケースもあります

配信元: Medical DOC

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