絨毛がんの前兆や初期症状について
絨毛がんの初期症状として多いのが、性器からの不正出血や下腹部痛です。月経でない時期に出血したり、出血量が普段より多かったりする場合は注意を要します。
ただし、絨毛がんは初期ではほとんど自覚症状がないケースもあります。
病態が進行して、がんの転移がおきると、咳や息苦しさ、胸痛などの呼吸器症状、めまいや頭痛、痙攣(けいれん)などの神経症状など婦人科疾患とは関連がないように思われる症状が現れることもあります。
絨毛がんは初期症状に乏しいことから、こうしたその他の症状が出現してからはじめて絨毛がんになっていると判明するケースも少なくありません。
不正出血や下腹部痛などは他の婦人科疾患でも多く見られ、絨毛がんに特異的な症状とは言えません。症状だけでは他の疾患と区別がつきにくい点に注意が必要です。
気になる症状がある場合は、医療機関に早めに相談するとよいでしょう。
絨毛がんの検査・診断
絨毛がんは問診や内診(子宮内部の検査)、血液検査や超音波検査、MRI検査やCT検査など複数の検査を組み合わせて総合的に診断を下します。
血液検査では血中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)値を測定します。絨毛がんではhCG値が高値を示すため、この検査結果は重要な診断材料となります。
超音波検査では、子宮の状態を観察するために、腟内に超音波の器具を挿入して、異常な腫瘤の有無を確認します。
また、絨毛がんは全身に転移しやすく、かつ増殖のスピードが速い特徴があるため、MRI検査やCT検査によって全身の画像を撮影し転移の有無も調べます。

