空間の印象を決める「フォーカルポイント」という考え方
コーディネートのポイントとして紹介されるポイントの中でも、特に私が皆さんに読んでもらいたいのが、「フォーカルポイント(注視点)」について解説される部分です。

「フォーカルポイント」は、空間づくりにおいて基本的でありながら重要な言葉のひとつ。
何を、どの位置に、どう配置するかで、それを視覚的に認識する人の心理に大きな影響をもたらします。
この本では、部屋に入った瞬間に視線が留まるフォーカルポイントを自覚的に作り出すことで、空間にメリットを生み出すだけでなく、併せてデメリットも軽減する効果を伝えています。
これは私も強く共感するポイントです。
空間全体を満遍なく整えることってハードルが高いけど、“ここさえ押さえておけば”というポイントを心得るだけでよければ、少し気持ちにも余裕ができますよね。
ルールがあるからこそ、自分らしさは際立つ
「あか抜けた部屋=無機質に構成されたモデルルーム空間」ではありません。
そこに住む人の個性が、ルールという土台に乗ることで美しく整えられた状態を指すのです。
本書は、インテリアのテクニック集であると同時に、部屋との向き合い方そのものを問い直す一冊だと感じています。
何かを足す前に、まず立ち止まり、今あるものの関係性を見直してみる。
その小さな意識の転換が、空間にも気持ちにも確かな変化をもたらしてくれます。
部屋に対する違和感の正体がはっきりしないまま時間だけが過ぎている——
この本が、そんな状況を変える出会いになると嬉しいです。

日常の暮らしに関するインテリアのお悩み事など、
些細なことでもインテリアコーディネーターへお気軽にご相談を。
お問い合わせ、ご相談はInstagramのDM(リンクはこちら)または、ホームページからご連絡ください。

