ユウナさんは、夫・イオリさんと2歳の娘・ツムギちゃんの3人家族。ユウナさん夫婦は、産後の夫婦生活について悩んでいます。夫婦の愛情に身体的な触れ合いを求めるイオリさんと、性的な行為に不快感を覚えているユウナさん。価値観の違いにより、2人の心の溝は広がるばかりです。
そんな中イオリさんは、高校時代の同級生であり、イオリさんに想いを寄せているミヤさんと身体的な関係を持ってしまい、ミヤさんの家で過ごす時間が増えるようになります。
あるとき、自宅の脱衣所でイオリさんが仕掛けた隠しカメラを発見したユウナさん。そこには、脱衣所やリビングでのユウナさんの様子、イオリさんとミヤさんの不倫現場が残されていたのです。さらにお酒が回って眠っているユウナさんに、イオリさんが無理やり性的な行為に及ぶ様子も記録されており、ユウナさんは激しいショックを受けました。
一方のミヤさんは、事故で母を亡くします。叔母から今まで母の面倒を見させてきたことの謝罪を受け、ようやく母の呪縛から解放されたと涙するのでした。
知らないうちに行われていた性的な行為に、続いている体調不良。ユウナさんは妊娠の可能性を疑います。
信じられない現実





















ドラッグストアで妊娠検査薬を購入したユウナさん。
帰宅後さっそく検査してみると、くっきりとした陽性の線が……。
受け入れられない事実に、イオリさんとの接し方もわからなくなり、眠ったふりをして部屋に閉じこもります。
イオリさんに強い恐怖感と嫌悪感を抱いている一方で、イオリさんとの子を妊娠していることに苦悩するのでした。
合意のない性的な行為や妊娠は、精神的にも身体的にも大きな傷を与えるものであり、決して許されるものではありません。
妊娠の継続または中断は、女性の心身や経済状況、今後の人生に大きな影響を及ぼすもの。
望まぬ妊娠をさせられてしまった際、妊娠を継続する選択がある一方で、自分の身体と心を守る「中絶」という選択をする権利もあります。
日本の法律「母体保護法」は、妊娠した人の身体と心の健康を守るための法律です。
この法律では、妊娠の継続や出産が身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれがある場合や、暴行・脅迫などにより抵抗できない状況で妊娠した場合に、医師が人工妊娠中絶をおこなうことができると定められています。
また、配偶者の所在がわからない場合や意思表示ができない場合、亡くなっている場合は、本人の同意のみで足りるとも明記されています。
選択に悩んだときは、専門家に相談することも可能です。
相談窓口をいくつかご紹介します。
・配偶者暴力相談支援センター・DV相談ナビ(#8008)
・性犯罪被害相談電話(#8103)
・DV相談+(0120-279-889)
・性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(#8891)
パートナーからの性的暴力をひとりで悩まずに、心のケアをすることを最優先にしてくださいね。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ

