ベジファーストはもう古い? 「HbA1c」を下げる“食べる順番”と運動法

ベジファーストはもう古い? 「HbA1c」を下げる“食べる順番”と運動法

HbA1cを下げる飲み物の選び方

日常的に摂取する飲み物も、HbA1cに影響を与える重要な要素です。適切な飲み物を選ぶことで血糖コントロールをサポートできる可能性があります。

避けるべき飲み物と理由

清涼飲料水やスポーツドリンク、果汁100%ジュースは糖質が多く、血糖値を急激に上げやすい飲み物です。果汁100%ジュースは果糖が多いため、摂りすぎると血糖値を押し上げてしまいます。商品にもよりますが500mlのペットボトル1本には角砂糖10個分以上の糖質が含まれることもあり、液体の糖質は吸収が早いため、日常的な摂取は控える必要があります。
カフェオレやミルクティーなどの加糖飲料も注意が必要です。コーヒーショップで提供される甘い飲み物には、想像以上の糖質が含まれている場合があります。出来ればブラックコーヒーなど無糖のものを中心に選ぶとよいでしょう。
アルコールでは、ビールや日本酒、甘いカクテルが糖質を多く含みます。アルコールは肝臓の働きに影響して低血糖を招くこともあるため、飲む場合は適量を守り、必ず食事と一緒に摂ることが大切です。飲酒は多くても、純アルコール20g/日(ビール500mL程度;女性・高齢者は10g/日目安)までに抑え​、できるだけ飲まないようにするのが基本です。エナジードリンクや栄養ドリンクにも糖質が多いものがあるため成分表示を確認しましょう。ゼロカロリー飲料も過度に頼らずたまに飲む程度にとどめ、できる範囲で自然な飲み物に切り替えていく姿勢が望ましいといえます。

推奨される飲み物と効果

HbA1c改善に役立つ飲み物は、糖質を含まず血糖値に影響しにくいものです。水や無糖のお茶類が基本で、緑茶に含まれるカテキンは糖の吸収を穏やかにし、食後血糖値の上昇を抑える可能性があります。ウーロン茶、麦茶、ほうじ茶なども適しています。無糖のコーヒーも適度な摂取は糖尿病リスクを減らす可能性が示されています。ただし、カフェインの過剰摂取は睡眠や血圧に影響するため、1日2〜3杯程度が目安で、出来れば午前中に飲み、夕方以降は控えるのがおすすめです。
炭酸水も糖質を含まず満腹感が得られるため、間食の抑制に利用できます。牛乳や豆乳は栄養価が高いものの糖質やカロリーを含むため、量に気をつけて摂りましょう。特に調製豆乳には砂糖が加えられていることがあるため、無調整タイプが安心です。ハーブティーも糖質を含まず香りによるリラックス効果が期待できます。ただし、フレーバーティーには糖分が含まれる場合があるため、成分表示を確認することが大切です。飲み物も食事と同様に、1日の総摂取カロリーを意識して選ぶようにしましょう。

日常生活で取り入れやすい飲料習慣

飲み物の選び方を変えるだけでも、血糖コントロールに良い影響を与える可能性があります。日常生活の中で無理なく実践できる飲料習慣について具体的な工夫を紹介します。

水分補給の基本と工夫

1日に必要な水分量は体格や活動量で異なりますが、一般的には1.5〜2リットルが目安です。水分不足は血液の粘度を高め、血栓リスクを上げる可能性があるため、起床時や食事の前後、入浴前後などの決まったタイミングでこまめに水分をとる習慣をつけましょう。
水が飲みにくい場合は、レモンやライムを加えたり、ハーブティーで風味を変えると続けやすくなります。冷たい飲み物ばかりでなく常温や温かい飲み物も取り入れると胃腸への負担を軽減できます。外出時は水筒やペットボトルを持ち歩くことで、甘い飲料の購入を減らせ節約にもなります。
また自宅や職場には手の届く場所に水分を置いておくと、自然に摂取量を増やせます。運動時は発汗で水分とミネラルが失われるため、薄めたスポーツドリンクやミネラルウォーターに少量の塩分を加えたものが適しています。ただし、腎疾患や心疾患がある場合は摂取量が制限されることがあるため、主治医の指示を優先しましょう。季節や気温でも必要量は変わるため、体調に合わせて柔軟に調整することが大切です。

嗜好品としての楽しみ方

甘い飲み物を完全に我慢することがストレスになる場合は、無理なく楽しむ工夫も大切です。人工甘味料入りのゼロカロリー飲料は血糖値への影響が少なく、時々の楽しみとして取り入れることができます。ただし、長期的な影響については研究が続いているため、依存しすぎず自然な甘みに慣れるための一時的な摂取にとどめるという意識を持つといいでしょう。
紅茶やハーブティーは香りが強く、砂糖を加えなくても満足感が得られます。シナモンやバニラなどの香辛料を加えると甘みを使わずに風味を豊かにできます。また、特別な日には少量の甘い飲み物を楽しむこと自体が心の健康につながります。その場合は前後の食事で糖質を控えるなど、全体のバランスを調整しましょう。血糖管理は長期的に取り組むものなので、柔軟に続けられる方法が重要です。無理な制限は反動を招きやすいため、自分に合った工夫で飲料習慣を整えることが、長く続けるためのポイントです。飲み物の温度や器を変えるなどの小さな工夫も、新しい習慣づくりに役立ちます。

配信元: Medical DOC

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