認知症の発症リスクを減らすためには、日々の生活で楽しいことを積極的に取り入れることが効果的です。好きなことをすることで脳に良い刺激を与え、心身の健康を保つことができるそうです。認知症予防のために実践すべき具体的な方法について、介護福祉士の尾崎さんに聞きました。

監修介護福祉士:
尾﨑 佳奈(介護福祉士)
福祉系の4年制大学卒業、社会福祉士と介護福祉士の資格を保有。中途の聴覚障害がありコミュニケーションに困難があるものの、大学卒業後は障害者支援施設で2年半生活支援員として勤務。その後地域密着型特別養護老人ホームで介護福祉士として5年半勤務。現在は子育てをしながら、主に福祉系のwebライターとして活動中。
編集部
認知症予防対策について教えてください。
尾﨑さん
毎日の生活の中で好きなことを楽しんでみることが効果的です。楽しいという気持ちを持つことで認知症の発症リスクを下げることができます。
編集部
好きなことを楽しむことにはどんな効果がありますか?
尾﨑さん
興味のないことや好きではないことをしても、楽しむどころかストレスになり、認知症の発症を促してしまう可能性もあります。また好きなことをすることは心の健康につながり、うつや不安感などの心理的な症状を発症しにくくなります。興味のあることに取り組むことで脳に刺激を与えることができ、脳の機能維持と認知症の発症リスクを下げることにつながります。
編集部
ほかにはどんな方法がありますか?
尾﨑さん
人との交流が多い方は認知症を発症していても進行が緩やかになる可能性があるでしょう。人と関わることは脳によい刺激を与えることができます。また楽しいと感じ、明るい気持ちになることで心理面によい効果を与えることができます。サークル活動に参加してみたり、友人とお茶をしたりなどの交流を持つことも大事な予防法です。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
尾﨑さん
認知症の発症には普段の生活習慣が大きく関わっています。高齢者になってから気を付ければよいという考えは危険で、若い時からの積み重ねが発症リスクを下げる重要な要素になるのです。生活習慣を正すことは認知症以外の病気の発症リスクも下げることができ、後の健康に大きく影響してきます。認知症発症のリスクを少しでも減らすためにも、できることから少しずつ始めてみください。
※この記事はメディカルドックにて【認知症になりやすくなる”生活習慣は? 予防法について専門家が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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