
小田井涼平がMCを務める「今泊まりたい!いいふろ温泉宿」(毎週月曜夜8:00-9:00、BS10/TVerで見逃し配信)が、1月19日に放送された。同番組は、“今泊まりたい”温泉宿を旅の中心に据え、温泉地ならではの体験や名物グルメ、周辺の街歩きまで一度に楽しむ旅番組。今回、小田井が今回訪れたのは宮城県仙台市近郊の作並(さくなみ)温泉エリアで、定義山(じょうぎさん)参拝と写経体験のほか、地元グルメから作並こけしの工房見学まで歴史・食・手仕事の魅力を堪能した。
■運命の出会いを果たした「ラーメン吟玉」に感動
作並エリアへの玄関口・愛子(あやし)駅周辺は、地元でも評判のラーメン激戦区。その中で小田井が足を止めたのが「ラーメン吟玉(ぎんだま)」だ。同店の味の要は、道路を挟んで向かいにある「庄栄(しょうえい)味噌醤油醸造店」の仙台味噌。麹の話を聞いて実際に味噌を口にした小田井は「うんま」「これはわかりますわ」と、味を支える“素材の説得力”を確かめていく。
そして運ばれてきたのが「濃厚オマール海老玉」。丼をのぞき込んだ瞬間、「みてみてみて、やっぱり…色味やな」と小田井が反応したのはスープの"色"だった。オマール海老から出汁に特注の味噌を合わせることで、スープを濃厚で奥行きのある味わいに仕上げている。見ただけで期待が高まるのか、小田井も「やばいね」と興奮冷めやらぬようすだ。
ひと口すすった小田井は、「お味噌がまったく違和感なく馴染んでる」「奥行きのある味でおいしいわ。麺にも合いそうね」と味噌と出汁のまとまりを評価した。「ん~、物凄い贅沢なラーメンやね、一杯が…オマール海老と仙台味噌が道路挟んで出会ったのと一緒で、俺の口の中で今、この物語を知った上で食べると泣けてくるでマジで(笑)」と熱量たっぷりに感動を語り、うまさだけでなく“関係性のある一杯”として受け取っていた。
■館内で3種類も楽しめる贅沢湯巡り
訪れた今回の宿は「大江戸温泉物語 Premium 仙台作並」。小田井は2025年4月ぶりの来訪だという。「お城に入っていくような」と小田井が評する立派なエントランスに入ると、フロントスタッフの根岸さんがお出迎え。
江戸時代から続く老舗旅館が「大江戸温泉物語 Premium」シリーズとして生まれ変わった同宿は、滞在中何度でも利用できるラウンジのドリンクサービスや館内の湯めぐりなどサービスも充実している。
広くゆったりとした空間を持つロビーラウンジでは、大江戸温泉物語グループ限定のディズニーオリジナルグッズも販売中。温泉を堪能するミッキーを描いた手桶を見た小田井は「タオル頭に乗せるシーンなんて見たことあります!?」とツッコミつつ、限定グッズのレアっぷりに驚くばかりだ。
小田井が宿泊する「ひのき」の部屋では室内風呂でも温泉が楽しめるのだが、なんといっても同宿の特徴である3種類の館内湯めぐりは見逃せない。なかでも小田井が向かったのは宿イチオシの岩風呂で、開湯当時の趣を残す伝統的な施設だという。
窓の向こうに渓谷を見ながら階段を降りていくと、川の水面をすぐ近くに拝める岩風呂が姿を表した。川のせせらぎが耳に飛び込んでくる野趣あふれる天然岩風呂は、正岡子規などの著名人にも愛された歴史と伝統ある名湯だ。
「またここも優しいお湯やね〜」と嬉しそうな小田井は、「(肌の)キメが細かくしてくれてそうな、そんな感じがするね」と泉質をリポート。弱アルカリ性温泉ならではの肌に優しい湯触りを堪能する。
さらにもう一カ所、「香華の湯」も巡っていく小田井。こちらは大きな窓から豊かな自然の風景が見渡せる木造りの内湯で、岩風呂とは全く違う趣が楽しめる。贅沢な温泉巡りが楽しめる同宿の魅力をしっかり味わい尽くすのだった。
■物語を知った上で食べるという旅の醍醐味
今回の作並温泉ロケで印象的だったのは、小田井が単に「おいしい」「すごい」で終わらせず、その背景まで含めて味わい尽くしていた点だ。
ラーメン吟玉では、向かいの味噌醸造店で麹の話を聞いてから一杯をすする。平賀こけし店では、ろくろびきや描彩の工程を見学してから完成品を手に取る。どちらも「知ってから体験する」という順序が、小田井のリアクションに深みを与えていた。
特に「オマール海老と仙台味噌が道路挟んで出会ったのと一緒で、俺の口の中で今、この物語を知った上で食べると泣けてくる」という言葉には、旅番組の本質が凝縮されているように感じる。ただ名物を食べるだけなら、取り寄せでも叶う時代。しかし現地で作り手の話を聞き、土地の空気を吸いながら口にするからこそ、“旅の体験”として記憶に深く刻まれるのだろう。
作並こけしの伝統を引き継ぐ「平賀(ひらが)こけし店」では「作るとこ見ちゃうと愛着が湧いてきますね」と話しながら「LiLiCoケシ」を作るなど、作並エリアの歴史を堪能した小田井。小田井の旅は、いつも"過程"を大切にしている。だからこそ視聴者も、画面越しに同じ物語を追体験できるのかもしれない。

