真菌性髄膜炎の前兆や初期症状について
原因となる真菌に感染しても、初期には無症状で経過し気付かないケースがあります。
しかし、肺や皮膚から侵入した真菌が髄膜まで及ぶと症状が現れます。発熱や頭痛、吐き気、嘔吐のほか、頸部硬直(首の後ろ側が硬くなる症状)、意識障害、性格の変化などを認めることがあります。
また、ムーコル症に感染することは比較的まれですが重症度が高く、顔の感覚鈍麻や鼻出血、けいれん、麻痺などを呈し、数日で死に至るケースもあります。
真菌性髄膜炎の検査・診断
真菌性髄膜炎の検査では、頭部CT検査や髄液検査がおこなわれます。
真菌性髄膜炎では、頭蓋内に大量の髄液が貯留する「水頭症」を併発することがあります。頭部CT検査は、水頭症や脳のむくみ、腫瘤の有無などを確認するためにおこなわれます。
一方、髄液検査では、背骨の間に針を刺して髄液を採取し、リンパ球の数や原因となる真菌への抗体の有無などを確認します。
背骨の位置から髄液が上手く採れないケースや、重症の場合には、脳室から直接髄液を採取して再度検査をおこなうこともあります。

