日本海ありがとう!旨味しみわたる、至福の味
正直、出来上がった鍋を見た時は、全体に白っぽくて「これだけでほんとにおいしいのだろうか」と不安でした。お皿に盛り付け、「岩のり(海のり)は絶対ね!」と聞いていたので、ガサガサと袋から出した岩のりを、とりあえず山盛りにのせて。
まずは汁だけをすすってみると
「・・・・・うわあ・・」
汁だけで、もう、わかりました。
その汁の中に含まれた、味わいと、コク。味噌と、鱈の旨味だけで十分すぎる深みを生み出しています。

シンプルな素材たちが掛け合わされた時にうまれる、あのおいしさ。
ごくごく飲めてしまう、飲み終わった瞬間にまた飲みたくなる、あのおいしさ。
ああ、なるほどね。
これが、庄内人がこぞって愛する冬の鍋なのね。
納得でした。今でもあのときの感動は、わすれられません。

次に、汁と一緒に海のりを食べてみると、コリコリとした歯ごたえと共に、ふわっと広がる磯の香り。汁の味わいと、もう合いすぎて・・このコンビネーション、誰が考えたんですかー!日本海、ありがとうー!と心で叫びました。
もう、具を食べないで、エンドレスで汁と海のりだけでもいいよ、と思うほど。
(実際今も、それだけで3杯は行ける気がします)
鱈の切り身を取り出してほおばると、その絶妙な身のやわらかさと旨味。
ホクホク感がたまりません。

そして、噂のダダミ(白子)の、クリーミーなこと・・。
プチ、トロ~っと広がる、ゆたかな甘みは、まさに冬の贅沢!こんなに美味しいものを食べてもいいのかしら・・と感じるほど。新鮮なので、臭みもありません。
次に、いよいよ登場、噂のアブラワタ(肝)。
知人の話では、希少な部位なので、自分がよそわれたお椀の中にアブラワタが入っているか、で家族間で争奪戦が起こるとのこと・・。(あらかじめすりつぶして入れる食べ方もあるようです)
鍋の中を探して、これ?これがアブラワタ?と宝探し気分で食べたことを思い出します。名前のとおり、冬の日本海をかき分けて「脂」が最高にのった状態の鱈の肝。
濃厚~!海のフォアグラと称されるのにも、納得です!これは、争奪戦になりますね。
気づくと、炊き立てのご飯もそっちのけで、
必死に鍋をあさって、汁だけでお腹いっぱいになっておりました。
〈イベント情報〉極寒の中でアツアツの汁を!「日本海寒鱈まつり」
旬の時期に、出来立ての寒だら汁がふるまわれる、人気のお祭り。寒空の下で、湯気がもうもうと立つあったか汁を味わうのは、また格別なんです!
●2026年の開催情報●
・鶴岡市の「第38回 日本海寒鱈まつり×第11回庄内酒まつり」
1/18(日)10:30~15:00。会場は、鶴岡銀座商店街特設会場
(清川屋の実店舗「HOUSE清川屋」も近くにございます♪)
・酒田市の「酒田日本海寒鱈まつり」
1/25(日)10:00~15:00。酒田市中町など中心商店街
ぜひ、真冬の脂ののった寒だらの美味しさを、堪能してください!
