平然とした夫の「信じられない提案」
そして義人さんは、「ただ、小夏とも縁は感じているから別れられない。この家で3人いっしょに暮らそう」などと提案。さらには「向こうの承諾は得ているから、いますぐここへ来てもらって話をしよう」などと言われ、その神経を疑うとともに恐怖を感じたといいます。「そのうえ私が止めるのも聞かず、不倫相手に連絡しはじめたんです。このまま話し合いを続けても埒(らち)が明かないし、不倫相手と話すなんてこじれる原因になると思いました。なのですぐ、いつも持ち歩いているバッグだけを持って逃げるようにホテルへ避難したんです」
ホテルに到着したあと、夫からは連絡の嵐。よほど心配して反省でもしているのかと念のために出てみると、かけてきたのは不倫相手の女でした。女は悪びれる様子もなく「いっしょに暮らしましょうよ」と発言。虫唾が走るとともに再び恐怖を感じた小夏さん。すぐ弁護士に相談した結果
「もう絶対に話にならないと、すぐ弁護士に相談しました。意外とあっさり離婚は成立しましたが、慰謝料の支払いが滞り気味。再び弁護士に相談中です。少し前までは夫婦だった相手と、お金のことでいがみ合うというのは虚しいですね」それでも小夏さんは「気持ちをスッキリさせるためにもきちんと支払いはしてもらう」と話します。パートナーに嬉しい変化があったときは素直に喜びたいものですが、小夏さんのようなケースがあるのも事実。少し注意深く観察してみることも大切かもしれません。
―シリーズ「男と女の『ゆるせない話』」―
<取材・文/山内良子>
【山内良子】
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意。

