「立ち上がるとズキズキする頭痛」症状が特徴的な病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「立ち上がるとズキズキする頭痛」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
起立性低血圧
起立性低血圧は、寝ている・座っている状態から立ち上がった際に血圧が急に下がり、脳への血流が一時的に不足することで生じる病気です。頭痛やめまい、立ちくらみ、失神などの症状を伴うことが多く、加齢や脱水、降圧薬、自律神経の不調などが発症に関わるとされています。特に朝や食後、長時間立ち続けた場面で症状が出やすい点にも注意が必要です。
急に立ち上がらない、水分・塩分をこまめに補給するといった工夫をしても失神や強い立ちくらみを繰り返す場合は、内科や循環器内科、脳神経内科で精密検査を受けましょう。
片頭痛
片頭痛は、こめかみから目のあたりにかけて脈打つようなズキズキした痛みが数時間から続く一次性頭痛で、女性に多い病気です。 立ち上がったり体を動かしたりすると悪化し、光や音、においに敏感になり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
発作時は静かな暗い部屋で安静にして冷やす、市販薬で十分でない場合はトリプタン製剤や予防薬が有効とされています。頭痛が月に数回以上ある、仕事や学業に支障が出るときは頭痛外来や脳神経外科、神経内科を受診しましょう。
低髄液圧症候群・脳脊髄液漏出症
低髄液圧症候群・脳脊髄液漏出症は、脳脊髄液が減少・漏出して頭蓋内圧が低下し、起立性頭痛を中心とした症状が出る病気です。 起き上がると数分で頭痛が強まり、横になると和らぐ体位依存性が特徴で、外傷後に発症することもあれば、明らかなきっかけがないこともあります。
治療は安静と輸液から始まり、改善しなければ硬膜外血液パッチ(ブラッドパッチ)と呼ばれる治療が行われることがあります。立つと頭痛が出て寝ると楽になる状態が続く場合は、脳神経内科や頭痛外来で早めに精密検査を受けましょう。
「立ち上がるとズキズキする頭痛」の正しい対処法は?
立ち上がるとズキズキする頭痛が出たときは、まず無理に動かず椅子や床に座るか横になって姿勢を低くし、ゆっくり深呼吸をして落ち着きましょう。 こまめに水分をとり、脱水が疑われる場合は経口補水液などで塩分も補うと、起立性の頭痛や立ちくらみが和らぐことがあります。 市販の鎮痛薬は一時的に使えますが、連日服用すると薬物乱用頭痛の原因になるため注意が必要です。
筋緊張型の痛みなら温めると楽になり、片頭痛タイプなら冷やす方が効果的なので、自分の痛みのタイプを観察しましょう。 無理せず休養を優先し、繰り返す場合は早めに医療機関で原因を確認することが大切です。

