脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「糖尿病の初期症状」はご存知ですか?進行すると現れる症状も解説!【医師監修】

「糖尿病の初期症状」はご存知ですか?進行すると現れる症状も解説!【医師監修】

みなさんはどのような症状が出たら糖尿病を疑いますか。また、すでに糖尿病と診断されている場合、どのような症状が出たら病院を受診すべきでしょうか。今回は、糖尿病の進行度合いに応じた症状や合併症の症状を解説します。

上田 莉子

監修医師:
上田 莉子(医師)

関西医科大学卒業。滋賀医科大学医学部付属病院研修医修了。滋賀医科大学医学部付属病院糖尿病内分泌内科専修医、 京都岡本記念病院糖尿病内分泌内科医員、関西医科大学付属病院糖尿病科病院助教などを経て現職。日本糖尿病学会専門医、 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本医師会認定産業医、日本専門医機構認定内分泌代謝・糖尿病内科領域 専門研修指導医、内科臨床研修指導医

糖尿病の前兆と受診サイン

糖尿病の前兆と受診サイン

糖尿病はどのような病気ですか?

インスリンの効きが悪いか、インスリンそのものが枯渇傾向になると、血糖値が持続的に高くなります。その結果、全身の血管が損傷するのが、糖尿病という病気です。特に血管の多い臓器や、細い血管に栄養される組織、心臓や脳などの太い血管もまた損傷されることが有名です。

糖尿病では、5年から10年の高血糖の期間を経て、足の先の末梢神経、眼の奥にある網膜、腎臓などに障害を認めるようになることが多いです。
それだけでなく、脳や心臓を栄養するやや太めの血管にも障害がおき、脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞が起こりやすくなるのも特徴です。

糖尿病の前兆を教えてください

糖尿病は罹患しても初期ではあまり症状がなく、前兆として症状を実感するのは困難です。このため、健康診断などの血液検査で定期的に血糖値やHbA1cの値を測定し糖尿病になっていないかをチェックするのが大切です。

瘦せていても糖尿病に罹患する場合はもちろんありますが、肥満や脂肪肝を契機に糖尿病を発症する方もいます。糖尿病を発症するかどうか不安な方は、普段から適正な体重を目指すため、まず体重計に乗って体重変化やBMIを今一度確認してみるのもよいかもしれません。

どのような症状があったら受診すべきですか?

傷が治りにくいことを契機に受診された方が、糖尿病の診断に至ったというケースを何度か経験したことがあります。
喉が異常に乾く、飲んでいる水分量が異様に多い、尿量や尿回数が多い、なども診断の一助となるでしょう。

または、血糖値が高いことで急な体重減少が起こることがあり、意図しない体重変動があった場合には注意が必要である可能性があります。これらの症状が出ていたら、高血糖が持続している可能性が高いです。早めに病院を受診しましょう。

糖尿病の症状

糖尿病の症状

糖尿病の初期症状を教えてください

喉の渇き(口渇)、たくさん飲み物を飲むこと(多飲)、尿量が増えること(多尿)、体重減少、疲れやすさ(易疲労感)などが症状として出る可能性があります。しかし、これらの症状は初期に特異的なものではなく、高血糖が持続すると初期でなくても出現することがあります。

糖尿病が進行したらどのような症状が現れますか?

糖尿病と診断されて、5年から10年の高血糖の期間を経ると、足の先の末梢神経、眼の奥にある網膜、腎臓などに糖尿病合併症とよばれる障害を認めるようになることがあります。
また、糖尿病の方では心臓や脳の血管が詰まったり破れたりしやすくなります。心筋梗塞や脳出血は命にかかわることもあります。

糖尿病末期の症状を教えてください

2型糖尿病の末期や、1型糖尿病では、自分の身体からのインスリン分泌が枯渇し、インスリンという注射薬を毎日何度も自己注射する必要が出てきます。しかし、インスリンの分泌が枯渇していると、このようにインスリンを毎度注射していても血糖値が乱高下するのが特徴です。この状態になってしまうと、糖尿病専門医でも血糖値の調整が難しいと言われています。高血糖の持続は糖尿病合併症を発症させるため避けるべきですが、低血糖は一度でも起こすと命の危険があり、きわめて注意が必要です。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。