証拠は十分にそろった
「弁護士さんに証拠を見せると、力強く頷いてくれました。
「慰謝料の請求はもちろん、離婚条件もこちらが主導権を握れる内容です。相手の女性にも慰謝料を請求しましょう」
私は深く頷きました。
「もう、迷いはありません。よろしくお願いします」
その夜、私は里香と祝杯を挙げたい気持ちを抑え、最後のリハーサルをしました。明日は、裕也が「出張」と嘘をついて舞花とホテルで会う約束をしている日です―――。
あとがき:「ちょろい」と思わせた側の勝利
「嫁は俺に惚れてる」と高を括る裕也の滑稽さが際立つ回です。相手を油断させ、その隙に外堀を埋めていく詩織さんの姿は、まさに知略の勝利。舞花のSNS投稿も、今となっては自らの首を絞める証拠でしかありません。
不倫に浮かれ、自分たちが世界の中心にいると錯覚している二人。その足元がすでに崖っぷちであることに気づかない愚かさが、決着を予感させます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

