単純性顔面粃糠疹の治療
単純性顔面粃糠疹は、自然治癒により症状が改善されるケースがほとんどであり、一般的には数ヶ月程度で治ると言われています。
保湿剤を使用し、乾燥を防ぐことは、症状の改善および悪化の予防に効果的です。
アトピー性皮膚炎を合併している場合には、単純性顔面粃糠疹の治療に合わせてアトピー性皮膚炎の治療もおこないます。
単純性顔面粃糠疹になりやすい人・予防の方法
単純性顔面粃糠疹は、乳幼児から学童期の児童にみられやすいです。
アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹などの基礎疾患がある人も、単純性顔面粃糠疹をきたしやすいと言われています。
肌が乾燥した状態は単純性顔面粃糠疹を発症するリスクを高め、乾燥しやすい冬から春までの季節は、症状が悪化しやすいと言われています。
とりわけ、秋に生まれた乳児や幼児は、皮脂の分泌量低下にともなって皮膚が乾燥しやすくなるため、単純性顔面粃糠疹を発症しやすくなります。
単純性顔面粃糠疹の予防には、皮膚の乾燥対策が重要です。
とくに、皮脂が分泌されにくい頬や目、唇、口の周りは、乾燥しやすいと言われています。
洗顔は、よく泡立てた洗顔料で、やさしく短時間で済ませると良いでしょう。
皮脂の過剰な除去を避けるため、顔を洗いすぎないことも重要です。
保湿剤や保湿クリームの併用も乾燥予防に効果があります。
また、室内の乾燥も症状の悪化につながる可能性があるため、湿度に応じて加湿器などを適切に使用しましょう。
関連する病気
皮脂欠乏性湿疹(乾皮症)
アトピー性皮膚炎皮膚真菌症
尋常性白斑
体部白癬自己免疫疾患
参考文献
あたらしい皮膚科学第3版北海道大学大学院医学研究院皮膚科学教室
ドライスキンへのアプローチ―温故知新ー日本香粧品学会誌38巻1号
東京医科大学白斑外来単純性粃糠疹(はたけ)
尋常性白斑診療ガイドライン日本皮膚科学会ガイドライン
関西医科大学附属医療機関尋常性白斑
皮膚糸状菌症(白癬)の臨床面日本医真菌学会雑誌

