開放隅角緑内障の検査と予防

開放隅角緑内障はどのような検査をしますか?
緑内障が疑われる場合、眼科では視力検査に加えて以下のような検査を行います。
眼圧検査
隅角検査
眼底検査
視野検査
OCT検査(光干渉断層計検査)
以上の検査結果を総合して医師が診断します。開放隅角緑内障と判断された後も定期的にこれらの検査を繰り返して治療効果や進行状況を確認します。
開放隅角緑内障の検査は痛みがありますか?
いいえ、緑内障の検査自体に痛みはほとんど感じません。眼科で行う主な検査はいずれも侵襲が少なく、痛みを感じる検査ではありません。眼圧検査で空気を当てられた際に驚くことはあっても痛みはありませんし、接触式の眼圧計や隅角検査では点眼麻酔を使用するため痛みはありません。眼底検査では眩しい光を当てるので多少まぶしさを感じますが、これも一時的なもので痛いということはありません。検査内容によっては瞳孔を開く目薬を使うため検査後数時間は見えづらくなりますが、検査そのものの痛みは心配いりません。
開放隅角緑内障を予防・早期発見するためにできることはありますか?
開放隅角緑内障の最大の予防策は、早期発見や早期治療につとめることです。緑内障そのものを完全に予防する方法は残念ながらありませんが、定期的に眼科検診を受けて異常を早期発見することが何より重要です。特に、40歳を過ぎたらたとえ自覚症状がなくても、年に1回程度は眼科で検査を受ける習慣をつけましょう。
緑内障は加齢や遺伝的素因、強度近視、糖尿病、長期のステロイド剤使用などさまざまな要因で起こりうるため、「自分は大丈夫」と思わず定期健診を受けるようにしましょう。早期に発見できれば点眼治療で眼圧を下げ、視野障害の進行を防ぐことが可能です。
編集部まとめ

開放隅角緑内障は、中高年以降に多い緑内障の代表的なタイプです。初期には自覚症状がほとんどなく、気付かないうちに静かに進行してしまいます。早期に発見できれば点眼治療などで進行を抑え、生涯にわたり視力や視野を保つことも可能です。「視界が狭くなった」「見えない部分があるかも」と少しでも感じたら放置せず、早めに眼科を受診しましょう。自分の目を守れるのは自分自身です。日頃から目の状態に関心を持ち、違和感を見逃さないことが、将来にわたって快適な視生活を送るための第一歩といえるでしょう。
参考文献
『緑内障といわれた方へ―日常生活と心構え―』(日本眼科医会)
『「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査(通称:多治見スタディ)」報告』(日本緑内障学会)
『緑内障診療ガイドライン(第5版)』(日本眼科学会)
『40歳を過ぎたら受けよう!!眼底検査目の健康を守るために』(日本眼科医会)

