材料を持ってこない家庭への疑念
そもそもAちゃんのおうちでは、なぜ材料を持たせないのだろう。毎回、他の子からもらうのが当たり前になっているのはどうなのか……。
娘が納得しているのなら問題はないものの、寂しげな作品を見て悶々とした気持ちが残りました。
数日後、娘がランドセルから手紙を取りだし、嬉しそうに読みあげました。
Aちゃんからの手紙
「いつも材料を分けてくれてありがとう。たくさんもらいすぎちゃってごめんね。次は自分で持ってくるね」
Aちゃんからの手紙でした。
「良かった、きちんと考えてくれているんだね」と、胸をなでおろした私。
続いて「こっちはお母さんに」。それはなんと、Aちゃんのお母さんから私あての封筒でした。
「ご家庭に負担をかけてしまい申し訳ありません。事情があり準備が難しいこともありますが、今後はできるだけ用意していきます」

