小児の急性リンパ性白血病(ALL)は、子どもに多い白血病の一つです。
治療技術の進歩により、予後は改善されましたが、患者さんの状況によって異なるため、個別の診断と治療が重要です。
本記事では小児の急性リンパ性白血病の予後について以下の点を中心にご紹介します。
・急性リンパ性白血病とは
・急性リンパ性白血病の原因
・急性リンパ性白血病の予後
小児の急性リンパ性白血病の予後について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。

監修医師:
山本 佳奈(ナビタスクリニック)
滋賀医科大学医学部卒業 / 南相馬市立総合病院や常磐病院(福島)を経て、ナビタスクリニック所属/ 専門は一般内科
急性リンパ性白血病とは?
急性リンパ性白血病(ALL)は、血液細胞を生産する骨髄内で起こるがんです。リンパ球となるはずの細胞が異常に増殖し、正常な血液細胞の生成を阻害します。急性リンパ性白血病は、子どもに多く見られ、白血病のなかでも進行が早い特徴があります。
早期発見と適切な治療により、急性リンパ性白血病患者さんは治癒を期待できますが、症状や治療法は患者さんの年齢や健康状態により異なります。
急性リンパ性白血病の原因
急性リンパ性白血病(ALL)の原因は解明されていませんが、遺伝的要因と環境的要因が組み合わさって発症すると考えられています。子どもの場合、感受性遺伝子の変異が関与していると指摘されていますが、これらの遺伝子を持つ子ども全員が発症するわけではありません。
また、環境要因は、農薬への曝露や放射線への曝露、さらには幼少期の感染症がリスクを高める可能性があります。

