「小児の急性リンパ性白血病」の生存率は大人より高い?”予後”について医師が解説!

「小児の急性リンパ性白血病」の生存率は大人より高い?”予後”について医師が解説!

急性リンパ性白血病についてよくある質問

ここまで小児の急性リンパ性白血病の原因や予後などを紹介しました。ここでは「急性リンパ性白血病」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

急性リンパ性白血病は小児に多いのですか?

根来 和輝 医師

急性リンパ性白血病は、全年齢層にわたって発症しますが、小児に多く見られる病気です。15歳未満の子どもたちが、白血病患者さんの75%程度を占めており、なかでも2歳から5歳の幼児期に発症が多いとされています。
日本では毎年2,000人程度の子どもが小児がんと診断され、急性リンパ性白血病が多く占めており、600人程度の新たな症例が伝えられています。

急性リンパ性白血病は再発しますか?

根来 和輝 医師

急性リンパ性白血病は再発する可能性があります。
再発すると、白血病細胞が脳や脊髄などの中枢神経系、または精巣やほかの身体の部位に広がるとされており、治療には救援化学療法や造血幹細胞移植が用いられます。
再発時の治療は患者さんの状態によって異なるため、病気との付き合い方を考えることも必要になります。

まとめ

ここまで小児の急性リンパ性白血病の予後についてお伝えしてきました。小児の急性リンパ性白血病の予後についての要点をまとめると以下のとおりです。

⚫︎まとめ
・急性リンパ性白血病(ALL)は、血液細胞を生産する骨髄内で起こるがんのこと
・急性リンパ性白血病(ALL)の原因は解明されていないが、遺伝的要因と環境的要因が組み合わさって発症する可能性がある
・小児の急性リンパ性白血病の5年生存率は80%程度だが、成人の急性リンパ性白血病の5年生存率は、病状の重さや治療の反応によっては10%未満になることもある

急性リンパ性白血病と関連する病気

急性リンパ性白血病と関連する病気は2個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法などの詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

血液内科・小児科の病気

急性リンパ性白血病・リンパ芽球性リンパ腫

骨髄異形成症候群

具体的な症状や治療法については、担当の医師と相談しましょう。

急性リンパ性白血病と関連する症状

急性リンパ性白血病と関連している、似ている症状は9個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

免疫力の低下

貧血

鼻血や歯茎からの出血

食欲不振

発熱

頭痛

嘔吐

腰や関節の痛み

リンパ節の腫れ

これらの症状が持続する場合、または新たにあらわれた場合、医師の診察を受けることが大切です。

参考文献

日本造血細胞移植学会雑誌 -急性リンパ性白血病:最新の知見-|J-STAGE

1章 急性リンパ性白血病 ALL

小児急性リンパ性白血病【25】|造血細胞移植ガイドライン 小児旧姓リンパ性白血病

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配信元: Medical DOC

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