
動物、お金、食文化などさまざまなモチーフを題材に、シリアスとギャグを詰め込んだ4コマ漫画を描くのは、漫画家・イラストレーターとして活躍する雪のヤドカリ(@yukinohotel)さん。意味がわかるとおもしろい、じわじわ笑えてくる「癖になる文学的なオチ」を味わってみてください。
今回は、土着の儀式でいい感じのポジションゲットしたと思ったらヤバイ結末が…など、激やば嘘体験を日記風に描いた4コマ漫画をご紹介します。
■読む者の想像力を心地よく裏切る雪のヤドカリワールド



作者の雪のヤドカリさんが「すみません、全部実話です」と語る「文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場」シリーズ。隣人が魔女だったり、ロスチャイルド家の家督がくじ引きで当たったりする独特な世界観を軸に構成される4コマ漫画は、じわじわ笑えてくる読後感が心地よい。
そんな不思議な世界観をもつ雪のヤドカリさんに、最近ついたヤバイ嘘を伺ってみると、「阪急の梅田駅から阪神の梅田駅の乗り換えにかかる時間を聞かれたとき、『めちゃくちゃわかりやすいから7秒でいけますよ』と答えてしまったことです」と教えてくれた。7秒。
今回の4コマ漫画で特にこだわった描写について伺うと、「『こちら側のどこからでも切れます』に対するいら立ちの表情です。実際にやってみて、その姿を撮影し、ブチ切れている自分を見ながら描き上げました」と語った。
「アンドロイドとタレ」「ロスチャイルドとくじ引き」「魔女とお裾分け」のように、身近なものと、現実から少しかけ離れたものをかけ合わせることで生まれる化学反応が、雪のヤドカリさんの作品の最大の魅力だ。
何が真実で何が嘘かなんて、そんな野暮な話は置いておいて、ぜひこの「雪のヤドカリワールド」を体感して欲しい。思わずクスリと笑ってしまう4コマの向こうに、あなた自身の“ちょっと不思議な日常”が見えてくるかもしれない。
取材協力:雪のヤドカリ(@yukinohotel)
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