親子であっても別の人間
そして数か月後。
「ママ、おなかに赤ちゃんいるの?」
蘭が不思議そうに私のおなかを撫でます。
「そうよ。蘭と陸に、弟か妹ができるの」
隣で幸弘さんがうれしそうに微笑んでいます。親という存在は選べません。でも、これから築いていく家族の形は、自分たちの手で選ぶことができます。
過去のしがらみを断ち切り、大切な人を守り抜く。 私たちは今、心からの安心感に包まれながら、新しい家族を迎える準備をしています。 もう、父や母からのお金の無心に怯えることはありません。
あとがき:境界線を引く強さが、本当の愛を生む
物語の結末は、毅然とした「境界線」の勝利です。親を捨てるのではなく、自分たちの家庭という聖域を侵させない仕組みを作ること。それが結果として、自分たちの心と、これから生まれてくる新しい命を守る盾となりました。
親は選べなくても、生き方は選べる。凛とした表情で未来を見据える貴子の姿に、読後、私たちは清々しい勇気と、真の意味での「自立」の尊さを教わります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

