美和さんの夫・直樹さんは教育熱心なパパ。4歳の息子・悠斗くんに自宅学習のノルマを与えた上、遊びよりも幼児教室や英語教室を優先、友だちは勉強の邪魔だと主張します。
しかしそんなパパに悠斗くんは疲弊気味……。笑顔を失くし、体調にも変化が現れてしまいました。美和さんはそんな悠斗くんをみていられずパパに意見しますが、そのまま夫婦喧嘩に発展してしまいます。
それでもなんとか夫婦で話し合いをした美和さん。
「勉強に疲れているとしても、続けることで勉強が楽しくなる可能性がある」「期間を設けて勉強を頑張らせてみよう」と主張するパパの提案をのんで、家族で動物園に出掛けてリフレッシュする代わりに『1カ月、勉強を頑張らせる』と約束しました。
勉強に打ち込む1カ月がスタート
















難しい問題が解けず、思うように点数が取れない悠斗くんは、すっかり落ち込んでしまいます。そんな息子の様子を見たパパは、テストの結果に応じた「ご褒美」を提案。
動物園や遊園地といった魅力的なプレゼントを提示され、悠斗くんはパッと目を輝かせ、やる気を見せたのでした。
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目標が具体的になることで、子どものモチベーションが上がるのは決して悪いことではありません。しかし、「頑張ったからご褒美がもらえる」という図式が当たり前になると、いつしか目的が「学び」ではなく「物」にすり替わってしまう危うさもあります。
物で釣る刺激は、慣れてしまうとさらに大きな刺激を必要とするようになり、本来大切にしたい「知る喜び」や「達成感」が育ちにくくなる側面もあるのです。
パパの提案に目を輝かせている悠斗くん。そのやる気を尊重しつつも、いつかご褒美がなくても自分のために机に向かえるよう、物と同じくらい、心を満たすような声かけも大切にしていきたいものですね。
著者:マンガ家・イラストレーター はたけ

