嘔吐、くしゃみ…猫によくある『生理現象』の正常と異常を見分ける方法

嘔吐、くしゃみ…猫によくある『生理現象』の正常と異常を見分ける方法

1.嘔吐

嘔吐した猫と片づける飼い主

猫はもともと小動物を毛ごと・羽根ごと食べるという習慣から、食道を逆流させやすい構造になっており、それが猫は吐きやすい動物といわれる理由です。しかし、愛猫が吐くと、多くの飼い主さんが不安を感じます。

猫の嘔吐で病院に行くほどではないものは、たまに吐き戻す未消化フードや、胃の中にたまった抜け毛の排出です。また、空腹時の白っぽい泡・黄色い胃液も吐くことがあります。

これらは食事の出し方などを変えることで改善することがあります。ただし、頻繁に見られる場合は、胃腸の不調や膵炎などの病気が隠れていることもあります。

一方、週3回以上吐く、または1日複数回の嘔吐は異常が隠れている可能性があります。特に、嘔吐物がこげ茶や黒っぽい色がついていれば、中で出血しているかもしれません。

激しい苦しみを伴う嘔吐や、異物を飲み込んだ疑いがある場合は、1回の嘔吐でもすぐに動物病院を受診してください。

2.くしゃみ・せき

せきこむ猫

猫のくしゃみやせきは、呼吸器の異物を勢いよく出すために起こります。ほこりや花粉を吸い込んだ直後のくしゃみや、飲んだ冷たい水や抜け毛が刺激になり、軽くむせてしまう程度であればあまり問題ありません。たいていはその時だけおさまります。

しかし、くしゃみやせきが何日も長引いたり、鼻水や目やになどのほかの症状を伴う場合は注意が必要です。呼吸が苦しそう、口を開けてせきをする、血が混じるなどの異常があれば、感染症やアレルギーが原因となる呼吸器疾患のほか、心臓の病気でも似た症状が出ることがあります。

くしゃみやせきが自然に止まるかどうかと、元気や食欲があるかを確認してください。何日も続く場合や悪化傾向がある場合は早めに動物病院を受診しましょう。特に呼吸が速い、肩で息をしている、横になったまま動かないなどの様子が見られたら、夜間や休日であっても受診が必要です。

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