腟壁裂傷の前兆や初期症状について
腟壁裂傷の主な症状は痛みと出血です。痛みの強さは裂傷の程度によって異なり、軽度の場合は腟付近の違和感や不快感を感じたり、排尿時に痛みを感じたりすることがあります。
重度の場合は耐えがたいほどの激しい痛みや灼熱感が出現します。
出血は鮮やかな赤色の出血が見られるのが特徴です。通常の月経時の出血とは異なり、裂傷直後から出血します。
裂傷の程度が表層に留まる場合は出血量は少なく、自然に止血することもあります。
しかし、裂傷が深部に達していたり、周辺の臓器も損傷していたりする場合は、全身状態に影響を及ぼすほど大量に出血する危険性もあります。
腟壁裂傷の検査・診断
腟壁裂傷の診断は、腟壁の状態を詳しく調べるために主に内診や視診によっておこないます。腟鏡(ちつきょう:クスコともいう)という器具を腟から挿入して、裂傷の位置や大きさ、深さなどを確認します。
裂傷の程度が重く出血が多い場合は超音波検査やCT検査などを実施し、腟壁の深部の状態や周辺臓器への影響、腹腔内の血液貯留の有無を確認します。
全身状態に影響を及ぼすほど出血量が多い場合、血液検査によって貧血の程度を調べることも多いです。

