神田の嘘が次々と発覚。独身を装い香澄に近づいた彼は、里奈が育児に奮闘する裏で不倫を重ねていた。怒りに震える香澄だが、里奈への罪悪感に苦しむ。咲良は親友の心を壊さぬよう、今はまだ事実を伝えないことに決めて…。
信じられない事態に二人でショックを受ける
「信じられない……」
香澄はソファに崩れ落ちました。手元のスマホには、神田さんからの甘いメッセージが並んでいます。
「香澄に会えて、俺の人生変わったよ」
「2年も彼女がいなかったから、付き合い方忘れちゃったかも(笑)」
読み返すたびに、胃のあたりがムカムカしてきます。
沙良「2年ぶり?……香澄、里奈に赤ちゃんが生まれたの、ちょうど2年前だよ」
香澄「……最低。最悪すぎる」
友人に対しても妹に対しても最低すぎる
香澄は泣きながら、これまでの経緯を話してくれました。神田さんは仕事の関係で彼女の会社に出入りしており、熱烈にアプローチしてきたそうです。
「日曜も仕事だって言ってたから、デートは平日の夜が多かった。でも、最近は『日曜も現場が動いてるから』って、少しだけ会いに来てくれたりして……。頑張ってるんだなって応援してたのに」
それを聞いて、私はさらに胸が痛みました。 つい先週、里奈と電話した時の言葉を思い出したからです。
里奈「パパは最近日曜も仕事で大変みたい。でも、帰ってきたら家事も手伝ってくれるし、本当に感謝してるよ」
里奈は、夫が不倫相手に会うための口実を「家族のために頑張っている」と信じて、感謝までしていた。 その優しさを踏みにじりながら、神田さんは私の妹に甘い言葉を吐いていたんです。

