「死刑なくてホッと」「不幸だから何をしてもいいわけではない」山上徹也氏の無期懲役判決、裁判員が明かした葛藤

「死刑なくてホッと」「不幸だから何をしてもいいわけではない」山上徹也氏の無期懲役判決、裁判員が明かした葛藤

●被害者が元首相「切り離して考えた」

被害者が、内閣総理大臣を長くつとめた安倍晋三氏だったことについても質問が出た。

裁判員の40代男性は「最初はすごく大きい事件だなと思いましたが、そこを考えると判断が間違えてしまいそうな気がしたので、1人の人が亡くなった、殺されたというふうに切り離して考えるようにしました」と語った。

裁判員の30代男性も「元首相が被害者というのを考えてしまうと、どうしても(余計な)ファクターが入ってしまうので、それを抜きにして考えました」と明かした。

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●「死刑がなくなり、ホッとした」

社会に衝撃を与えた事件で「死刑が求刑されるのではないか」といった関心も集まったが、量刑判断をめぐって、裁判員は率直に語った。

補助裁判員をつとめた女性は「経験がないので、死刑とか、そんなことを決められないという気持ちでした。無期懲役という部分もわからなくて、1人の人間の人生なので怖いと思いました」と吐露した。

裁判員の40代男性は「最高刑が死刑ということで、その可能性を含めて考えていかないといけないと、裁判員としてそれも責任だと思っていましたが、求刑の際に無期懲役ということで、死刑がなくなったので、少しホッとした自分がいたので、自分に対するストレス、プレッシャーは感じていたと思います」と振り返った。

補助裁判員の50代男性も「死刑に限らず、1人の人間の人生を決めるような立場になったので、すごいプレッシャーというか、自分の思っていることとかをみんなで話し合いました」と語った。

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