産後に退院したあと、実家に里帰りして1週間経たないくらいのときのことです。私の体がガタガタの状態のタイミングで、父が救急車で運ばれました。
不安な状況のなか、わが子が…!
初めて自分で救急車を呼び、冷静な対応ができましたが、父と母が救急車に乗って病院へ向かい、泣いている赤ちゃんと家で2人になったとき、心細さと不安でポロポロと涙がこぼれました。そしてわが子を抱きながら「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせるように呟いていました。
それを聞いているわが子は、まだ生後10日目。私の言葉や状況がわかるわけがありません。しかし、今まで大きな声で泣き続けていたわが子は、私の様子を察したような表情をして、すっと泣き止んでくれたのです。まだ生まれたばかりなのに母の気持ちを察し、心配してくれたのだと私は心があたたかくなりました。
幸い父は大事には至らず、今も元気に初孫の誕生を喜んでくれています。わが子のもつ力に驚き、一緒にいて寄り添ってくれたわが子に感謝する気持ちとともに、ホッとする気持ち、そして、この子を、私の両親を、私が守っていくんだという気持ちがわいてきました。
初めての育児で不安なことも多いですが、これからたくさん家族との時間を大切にして過ごしていきたいと思った出来事です。
著者:花森 凛子/40代女性・幼稚園教諭
0歳の赤ちゃんを育てる新米お母さん。
作画:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

